Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

図書館

「名作絵本」という欺瞞

少し前のエントリで、科学系、社会科系?絵本を取り上げて、「名作」と持ち上げたが、自分で書いていてなんだが、気持ちが悪い。 そもそも、絵本は、子どもが読むものであるから、名作かどうかは、子ども目線で語られなければならないはずだ。もちろん、先の…

図書館と僕(5)自分にとっての名作絵本

図書館よりも、本屋の方が、面白い本に出会えるのではないか、と思う人は多いかもしれない。 たとえば絵本。 少し大きな書店に行けば、児童書コーナーには「売れ線」だけではなく「名作」と呼ばれるタイプの絵本も沢山並んでいる。 したがって、通常の絵本な…

図書館と僕(4)金太郎飴のような図書館・星座を描ける図書館

「売れ筋本ばかりの図書館はいらない」と、朝日新聞6/20オピニオン欄のインタビュー記事で、佐野眞一さん*1が、最近の図書館の変貌ぶりに警鐘を鳴らす。いわく 売れ筋の本ばかりを扱う非常にチープな書店の棚を思わせる ポピュリズムの果ての、金太郎飴のよ…

図書館と僕(3)図書館の持つ「雑」なる部分のメリット

図書館のメリットは、無料で好きな本を借りることができること。 そう思う人も多いだろうが、小さい頃から図書館通いを続けてきた自分にとっては、(はじめ)が「無料」なので、無料だからというメリットは、二次的なものだ。 それでは、何がメリットかとい…

図書館と僕(2)図書館の料金は?

図書館の料金なんて「ただ」に決まっているわけだが、先週土曜日の朝日新聞に、ちょっと考えてしまった記事があった。 変わる図書館/賢く利用するには?/民間の知恵で活気づく/会員制「第二のオフィス」も人気(朝日新聞1/24土曜版b4面) 大きく取り上げ…

図書館と僕(1)再読可能性を考えながら読書する

2009年、このブログでは、「図書館通い」について、これまでよりも積極的にネタにすることにした。というのも、自分が30年近く継続していると胸を張っていえる唯一の趣味だからだ。 先週図書館に行ったときに、ようたがちょっかいを出していた3歳、1歳くらい…