Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

Leon Russell『The Best of Leon Russell』★★★☆

ベスト・オブ・レオン
オリジナル・ラヴ『キングスロード』の収録「青い鳥」の原曲「Bluebird」目当てにツタヤでレンタル。
これは存外聴きやすい。
特によかったのは、6〜9、14のピアノメロディが印象的な明るい曲。
レオン・ラッセルというと、どうもカーペンターズへの提供曲「Superstar」「A Song For You」「This Masquerade」で有名のようだが、このベストアルバムにも収録されている「A Song For You」「This Masquerade」は全く知らなかっただけでなく、暗めの曲なので、ぴんと来ない。
1970年代に活躍したミュージシャンで、スワンプ・ロックの代表的な人物として位置づけられることが多いようだが、楽器は何でもできるようで、実際、オリジナル・ラヴがカバーした「Bluebird」のクレジットには、ベース、ピアノ、ギター、パーカッション・・・とドラム、タンバリン、コーラス以外は彼の名が記されている。
オリジナル・ラヴ「青い鳥」は、原曲とアレンジはほとんど変わらない。(コーラスが少し変えてある。)それだけでなく、歌い方(息の抜き方、というか)もLeon Russellと似ていて、本家を聴いてても、田島貴男の声が思い出されるほど。ほかの曲のカバーもありえたのかもしれないが、オリジナル・ラヴ「青い鳥」は、日本語詞も含めて、オリジナルといえるくらいの名曲に仕上がっていると思う。