Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

『東京 飛行』を語る(5)〜エクトプラズム、飛行

東京 飛行

東京 飛行

アルバムのラストを飾るインスト曲。
いやあ、これは一番よく分からないので、何とも書きようがない。
インスト曲といってもメロディがあるわけではなく、音合わせ〜セッションみたいな感じなのだから尚更だ。
〜〜〜
『東京 飛行』は、映画をイメージしたアルバムで、ストーリーが終わってエンドロールが流れる、そんなときに流れるのがこの「エクトプラズム、飛行」。
そういう説明を田島貴男は繰り返していたように思うが、自分の思う「エンドロール」とあまりに異なるので、困惑する。
自分の想像する「エンドロール」曲は、オリジナル・ラヴでいえば、

あたり。濃密な感じで本編が終了して、やや明るくて軽い曲を聞きながらエンドロールの文字が流れてくるイメージ。『L』の「神々のチェス」〜「白い嵐」の流れがべスト。
『東京 飛行』においては、むしろ、9曲目「夜とアドリブ」でアルバムタイトルどおり「東京上空を離れて」怪しい雰囲気で本編を終わらせて、エンドロールで10曲目「遊びたがり」(メロディーのみ)とした方がしっくりくるような気がする。(もちろん、「遊びたがり」はいい曲なので、歌詞なしでは困るのだが)
オリジナル・ラヴ以外では、曽我部恵一の『Strawberry』がそのイメージに近い。

STRAWBERRY

STRAWBERRY

http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/20050109/STRAWBERRY
確かに、「エクトプラズム、飛行」も、これはこれで「終わった」という感じはするのだが、「エンドロール」かといわれるとイメージが異なる、ということを自分は言いたかったのです。