月影導師の有難い教え〜美内すずえ『ガラスの仮面』15

ガラスの仮面 (第15巻) (白泉社文庫)

月影先生は、ガラスの仮面サーガの中では、最も「真理」に近い人です。だから、あとの話では、速水真澄までもが人生相談に行くわけですが、この巻では、姫川亜弓と北島マヤが月影先生に教えを請う場面が多く登場します。
「私の手からお茶を受け取れ」というタイプの試験など、紅天女のときと類似した課題も出たりしますが、大きく異なるのは、亜弓さんとマヤのライバル関係がそこまできつくないこと。二人でパフェを食べるというレアなシーンもあります。
そんな月影先生からの教えを受けた二人が初めて共演する「二人の王女」が、ついに開演となります。どうなるか？