Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

日経新聞7/14(日)

社説

与野党とも積極的に語るのを避けているきらいがあるが、年金や医療制度をどう立て直し、財政再建にどうつなげるのか。未曽有の少子化、先進国で最速の高齢化という二重苦に直面する日本経済にとって、社会保障改革は国政選挙の普遍の課題である。

その通りで、少子化問題についても、その原因として、若い人が現在のみならず将来に負担を感じている部分が大きいと思う。勿論、原発やTPPの問題は重要であるが、一番、政治家としての意見を聞いてみたいのは、年金と医療の部分。ネット選挙運動が可能になったのもは喜ばしいが、そこで語られるべき内容が、まだまだ語られていないと思う。そういう部分の判断材料を全く提示せずに、「清き一票」を求めることに腐心する街頭演説、投票率向上ばかり叫ぶテレビ局こそが、投票へのやる気を削いでいるように思う。
勿論、投票する側も努力する必要はあるにしても…。(選挙については、毎回同じようなことを書いている。自分が前に進めていないからのような気がする…)

エジプト、政変招いた確執の歴史(11面・検証)

民主化路線が迷走するエジプトで、イスラム系組織「ムスリム同胞団」出身のモルシ大統領が、軍のクーデターによって政権の座を追われた。2年前から続く中東民主化運動「アラブの春」にとっても大きな打撃となった。

軍とムスリム同胞団の対立が、ムバラク以前の政権からずっと続いていることが理解出来る記事だった。
それにしても、エジプトの大統領はいずれも長く勤めた人ばかりで、今回のようなことは珍しいことがよくわかった。(以下、モルシ以外は軍出身者。)

  • ナセル(1956〜1970)
  • サダト(1970〜1981)
  • ムバラク(1981〜2011)
  • モルシ(2012〜2013)

どのように収拾するのか予想もつかないが、しっかりと理解しながら進展を見続けたい。

黄色の朝顔、なぜ幻なの?/色素作る仕組み弱く(15面・科学)

黄色の朝顔は、江戸時代にはあったが、今では、ほとんど見ることはできない。
だから、東野圭吾「夢幻花」では、黄色いアサガオを追う研究者が主人公なのだという。

読書欄

フェイスブック ---子どもじみた王国

フェイスブック ---子どもじみた王国

フェイスブック文化に乗り切れない、もしくは、嫌悪すらしている人たちには、拍手喝采で受け入れられそうなタイトル。フェイスブックの元社員による暴露本というよりは、内幕をつづった日記のようなもの、とも。
自分も、なかなかその波に乗り切れないので(笑)、ちょっと読んでみたい。


機械男

機械男

ケータイを取り戻すためなら身の安全すらかえりみない主人公が、どんどん機械の体になって行ってしまう話?精神と肉体、機会と人間など、テーマが分かりやすそうなので、これは読んでみたい。