2018-01-01から1年間の記事一覧
10年後も20年後もウナギが食べられる世の中だといいなあ、と思っていますが、本を読めば読むほど不安は募ります。 北方領土問題からウナギまで〜鈴木智彦『サカナとヤクザ』 今も続くウナギ探しの旅〜塚本勝巳『ウナギ大回遊の謎』 ウナギ文化を残したい〜み…
三日間の幸福 (メディアワークス文庫)作者: 三秋縋出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/12/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者: …
ヘンな論文 (角川文庫)作者: サンキュータツオ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/11/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見るサンキュータツオさんは、自分にとっては思い入れの強い『俺たちのBL論』(文庫化に伴い『ボクたちのBL論』に改題…
書店ガール 5 (PHP文芸文庫)作者: 碧野圭出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2016/05/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る書店ガール 6 遅れて来た客 (PHP文芸文庫)作者: 碧野圭出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2017/07/11メディア: 文庫…
映画「咲-Saki-」 (通常版)[Blu-ray]出版社/メーカー: バップ発売日: 2017/07/05メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (3件) を見る最初にこの映画を観た理由を。 Amazonプライムビデオでアニメを見るというのが、最近の会社帰りの通勤電車の楽しみ方。 ア…
闇の底 (講談社文庫)作者: 薬丸岳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/15メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (13件) を見るこういう言い方は好きではないが、この作品の終わらせ方には驚いた。 そっちか! そっちなのか!…と。 『書店ガ…
書店ガール (PHP文芸文庫)作者: 碧野圭出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/03/16メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (41件) を見る書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)作者: 碧野圭出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2013/03/19メ…
たまたま読んだベストセラー2冊が、読みやすいし、面白さは分かるにもかかわらず、熱中出来なかった理由を考えてみました。 知念実希人『仮面病棟』 仮面病棟 (実業之日本社文庫)作者: 知念実希人出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2014/12/05メディア: …
立て続けに2本のホラー映画を観たのでその感想です。 バケモンにはバケモンをぶつけるのが正解らしいので…。 『貞子vs伽椰子』(2016) 何かのときに映画ファンの方から、この映画をオススメ頂いて、かつ、先日も紹介した『邦キチの映子さん』で、別映画なが…
クリーピー 偽りの隣人 豪華版[Blu-ray]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2016/11/02メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (2件) を見る『クリーピー』は、タマフルのムービーウォッチメンで取り上げられてからずっと見たい映画ではありましたが、Amazonプラ…
90年代、青春の真っ只中にあった女子高生グループ「サニー」。楽しかったあの頃から、20年以上という歳月を経て、メンバーの6人はそれぞれが問題を抱える大人の女性になっていた。「サニー」の元メンバーで専業主婦の奈美は、かつての親友・芹香と久しぶりに…
今回は、高校野球開幕の前日8/4に行われたビブリオバトルの原稿*1をそのままアップします。 本当は色々と追加したい部分もありますが、キリがないので、最小限で…。 発表部分(5分で説明する部分〜無理かな…) 今回、新企画の「【&】ビブリオバトル」*2とい…
久しぶりのライヴ感想です! 良いライヴでした! 以下感想。 驚きの1曲目と、まさかの大プッシュのアルバム 目覚まし時計の音と、「Wake up!」というスクリーン上の文字が出てメンバーが登場し、まず一曲目は驚きの「It’s a Wonderful World」。 ライブの一…
あげくの果てのカノン 5 (5) (ビッグコミックス)作者: 米代恭出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/06/12メディア: コミックこの商品を含むブログ (4件) を見る先日、『あげくの果てのカノン』3・4巻の感想を書くときに、かのんと境宗介が「一線を越えていな…
グロテスク〈上〉 (文春文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/09/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 126回この商品を含むブログ (153件) を見るグロテスク〈下〉 (文春文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/0…
柔らかな頬 上 (文春文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/12/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (124件) を見る柔らかな頬 下 (文春文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/12/07メデ…
あげくの果てのカノン 3 (ビッグコミックス)作者: 米代恭出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/04/12メディア: コミックこの商品を含むブログ (6件) を見るあげくの果てのカノン(4) (ビッグコミックス)作者: 米代恭出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/1…
悪の教典〈上〉 (文春文庫)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/08/03メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 122回この商品を含むブログ (103件) を見る悪の教典〈下〉 (文春文庫)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/08/03…
ヨシダ,裸でアフリカをゆく作者: ヨシダナギ出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2016/05/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見る 2009年11月、エチオピアを訪ねて以来、アフリカ16か国で少数民族を撮り続けた“裸の美人フォトグラ…
あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)作者: 米代恭出版社/メーカー: 小学館発売日: 2016/06/10メディア: コミックこの商品を含むブログ (5件) を見るあげくの果てのカノン 2 (ビッグコミックス)作者: 米代恭出版社/メーカー: 小学館発売日: 2016/10/12…
弟の夫(1) (アクションコミックス(月刊アクション))作者: 田亀源五郎出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2015/05/25メディア: コミックこの商品を含むブログ (22件) を見る ゴールデンウィークに都内を中心に「東京レインボープライド(TRP2018)」が開催され…
字が汚い!作者: 新保信長出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/04/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (12件) を見る 新保信長(南信長)さんは朝日新聞の漫画評で名前だけは知っていました。2年前くらいに、自分の書いた『 レタスバーガープリーズ.…
家守綺譚 (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/28メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 69回この商品を含むブログ (263件) を見る これは、意表を突かれた。 そもそも、梨木香歩作品に対しては、自分が頭に描く漠然としたイメー…
フィギュアほど泣けるスポーツはない!作者: 織田信成出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/01/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 今日2/17は号外級のニュースが2本ありました。 ひとつは、フィギュアスケートの羽生君の五輪金メダル2連…
映像化を強く希望〜梨木香歩『家守綺譚』(2018年2月) 人形の使命って何?〜梨木香歩『りかさん』(2013年12月) 「答え」を求めないラストが素晴らしい〜梨木香歩『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(2012年9月) 置いてけぼりな感じの読書〜梨木果歩『…
キティの涙作者: 森綾出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/10/26メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 20回この商品を含むブログ (2件) を見る家から近いということもあり、毎年1度は娘とサンリオピューロランドに行っている自分にとって、キティちゃんは身…
読みたい心に火をつけろ!――学校図書館大活用術 (岩波ジュニア新書)作者: 木下通子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/06/21メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見る ビブリオバトルに出場するようになったのは2011年頃なので、自分も6〜7年くら…
悪意の手記 (新潮文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/01/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (14件) を見る 初・中村文則作品。 中村文則は、年末にpodcastで聞いた、西加奈子・小林エリカとの鼎談が良かった。 特別番組「西加奈子×…
ゲームウォーズ(上) (SB文庫)作者: アーネスト・クライン,toi8,池田真紀子出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2014/05/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (35件) を見るゲームウォーズ(下) (SB文庫)作者: アーネスト・クライン,toi8,池田真紀子出…
特に新本格と括られるような作品が典型だと思うが、ミステリの中でも好きなのは、過去作品のミステリやトリックについての言及が多い作品。つまり、作中の人物が作品内でミステリというジャンルの批評をしてみせるようなメタ要素の強い作品で、それがあるこ…