オリジナル・ラヴのツアーが近年縮小傾向にあることを懸念して、k.c.e.さんとyokoさんが素晴らしい草の根運動を皆に呼びかけ始めるなか、こんな話を知った。(毎度のミュージックマシーンさん経由)
約4年に一度のペースで行われているスピッツのファンクラブ会員の為のライブ、その名も「GO! GO! スカンジナビア」。
来月から何と全国20箇所を回るツアーを2ヶ月に渡って繰り広げる訳です。
通常のライブでも20箇所を回るってのは結構な規模だったりするけど、インナーの会員対象でここまでの規模のツアーになるってのは、相当凄い事なのである。
しかもZeppやAXといった軽くオーバー1000の会場中心で、一人1会場のみの参加ってんだから更に凄いのである。
さすがスピッツ!とは思うものの、
- ファンクラブ限定なのに
- ZeppやAXといった軽くオーバー1000の会場中心で
- 一人1会場のみの参加
もう、理解できない域だ。
ただ、これをスピッツの人気があってこそできること、と単純にスルーしてはいけないだろう。
ファンを大切にしてきたからこそ、ここまで育ったのだ、ここまで大規模なツアーでもチケットがさばけるのだ、と、そういう風に考えるのが正解だろう。
勿論、オリジナル・ラヴのファンクラブであるプライム・チューンへの当てつけの意味で言っているわけではないのだが、まずは、コア層(ファンクラブの会員)への働きかけを十分に行うことが、ファンを広げていくための良い戦略なのではないだろうか。
それが具体的に何かとは提案できないけれど、そういうのが無いと、やっぱりファンクラブ入っても自己満足じみた世界になってしまうじゃないですか。*1
スピッツといえば・・・
「ルナルナ」は、「夜をぶっ飛ばせ」にインスパイアされてつくった曲でしたよね。
検索すると、スピッツのファンの方のページに月刊カドカワのインタビューがありました。
田:歌詞とバックのアンバランスさがおもしろいと思う。個人的にすごく好きな曲。
マ:作った時によく聴いていたのが、オリジナル・ラヴの「夜をぶっ飛ばせ」だった気がする。リズムはちょっといただいちゃったかも(笑)。ああいう早いビートの曲を最近やってなかったから新鮮だよね。
テ:アレンジを渋谷系にするかどうかで盛り上がったよね。
マ:ホーンセクションを入れちゃうと渋谷にいっちゃう。
田:でもやっぱり俺たちは新宿だしなって(笑)。
崎:代々木までにしておくかって言ってアレンジをして。
テ:僕らの仲では渋谷みたいなことをやっても渋谷系にはならないんじゃないか、と。それを再確認したというか。やっぱり地方出身だからね。
マ:“羊の夜をビールで洗う冷たい壁にもたれてるよ”っていうのは、眠れない夜にビールを飲んでるようなイメージなんだけど、ジンギスカンを食べて、口の中がくどくなってきたからビールで口をゆすいで、肉の脂でいがもたれてっていう解釈もあるみたい(笑)。月刊カドカワ 1995.11より
「ルナルナ」も大好きな曲です。カラオケでも歌います。
*1:で、何度か書いたが、自分はファンクラブに入っていない。そんなんじゃダメだね。自分。