株安が止まらない。政治の混迷も深まるばかり。何より、自分の仕事があまり上手く行かない。悪いニュースばかりなので、読書で現実逃避したいところ。
インドネシア 渋滞・大気汚染深刻に/首都機能移転論も浮上(42面・世界いまを刻む)
東南アジア最大の街ジャカルタの交通網整備が失敗しており、首都機能移転論も出ているという話。
首都の道路渋滞は深刻だが、それへの対応策がことごとく失敗している模様。
- バス専用レーンの拡張⇒工事によってさらに混雑が激しく
- モノレール建設⇒2003年に開始も資金不足のために中断
- 地下鉄などの大量高速輸送システム(MRI)計画⇒指導したものの開通は2014年以降
- ロードプライシング制度導入の検討⇒交通規制としては、「スリー・イン・ワン制度」(既に朝夕三時間前後は三人以上が乗車しなくては主要道路の通行を認めない)を実施しており、規制強化には反発も
呼吸器系の疾病が死亡原因のトップになったというから、それこそ重大事。バス専用レーンについては、韓国で、MRIについてはバンコクで成功していると思っていたが、場所の特性もあるのだろう。「スリー・イン・ワン制度」には大変驚いたが、そうまでしても渋滞がなくならないというのは、圧倒的に車の数が多すぎるのだろう。どのように解決の道が探られるのか注目したい。
『ゴールデンスランバー』(20面・読書欄)
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/11/29
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帯にある「伊坂的娯楽小説突破頂点」というには物語が一直線すぎて、巧妙極まりない『ラッシュライフ』ほどの奥行きにとぼしいけれど、逆に複雑すぎた読者には、今回の物語の爽快なドライヴ感がたまらないかもしれない。
とのこと。せっかく仙台に住んでいるのだから、伊坂幸太郎を読まないのは勿体無い。*1文庫にもなっている『ラッシュライフ』を、まずは読んでおこうか。「複雑すぎる」というのが不安だが。
童話を読む/過ぎ去った自分の影追求(20面・読書/半歩遅れの読書術)
- 作者: 松浦寿輝
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/07/01
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多彩な日本作家のホームズ本(19面・読書/活字の海で)
- 作者: 柴田錬三郎,北原尚彦
- 出版社/メーカー: 論創社
- 発売日: 2007/12
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日本海軍の秘密(中田耕治)
盗まれたカキエモンの謎(荒俣宏)
「名馬シルヴァー・ブレイズ」後日(林望)
銭形平次ロンドン捕物帖(北杜夫)
ルーマニアの醜聞(中川裕朗)
殺人ガリデブ(北原尚彦)
その後のワトソン博士(東健而)
黒い箱(稲垣足穂)
エルロック・ショルムス氏の新冒険(天城一)
ホームズの正直(乾信一郎)
全裸楽園事件(郡山千冬)
赤毛連盟(砂川しげひさ)
ごろつき(都筑道夫)
にんぽまにあ(都筑道夫)
「捕星船業者の消失」事件(加納一朗)
ゲイシャガール失踪事件(夢枕獏)
赤い怪盗(柴田錬三郎)
カバは忘れない!―ロンドン動物園殺人事件(オリジナル版)(山口雅也)
怪犯人の行方(山中〓(まね)太郎)
真鱈の肝(横田順彌)
赤毛サークル(喜国雅彦)
なお、この作品集には含まれなかったが、山本周五郎のホームズものも最近の単行本に初収録とのこと。
そのほか
以下にも興味があるが、悲観的な側面からしか捉えられそうも無く、また深く考える時間もなく、メモのみ。