- アーティスト: 秦基博
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2007/09/26
- メディア: CD
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正直言って、ラジオでパワープレイされていたデビューシングル「シンクロ」を一度聴くなり既に心を打ち抜かれていたのだが、今回遅れに遅れて*1ファーストアルバムを聴いてみると、非常にツボ度高い。
それもそのはず。
「シンクロ」も、十分に「渋谷系」的*2だったのだが、疾走感溢れる5曲目「トレモロ降る夜」が、スピッツ「ルナルナ」やオリジナル・ラヴ「サンシャインロマンス」へのオマージュかというほど、それっぽくて笑ってしまう。
セカンドシングルでは、オリジナル・ラヴの「夜をぶっとばせ」をカバー(未聴)、サードではUAの「ミルクティー」をカバーと、カバー曲のセレクトもそうだが、90年代の日本の音楽を十分栄養にして育ったミュージシャンなのだろう。自分にとっては、すごく好感が持てる要素だ。
そういった音楽性云々以前に、歌の巧さは白眉。女性ミュージシャンでは多いが、「息遣い」まで聴かせる男性ミュージシャンは、なかなか得がたいのでは?
テレビやライヴなどで見たことがないので、実際の雰囲気はよくわからないが、ジャケ写の印象も悪くないし、気になるミュージシャンです。
ただし、アルバムは、前半にいい曲が詰まりすぎていて、なかなか後半を聴けずにいる。超キラーチューン「シンクロ」は、後半部に入れた方がバランスがよかったのでは?
試聴はこちらで可能です。
http://www.bmgjapan.com/_artist/item.php?id=2131&item=8150
なお、秦基博と同じオフィスオーガスタ所属で同時期デビューのライバル長澤知之は、いろいろあって、今のところ活動再開には至っていないようで残念。
こちらも応援してます。ミニアルバムも聴いてみます。
http://www.office-augusta.com/nagasawa/