Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

Fantastic Plastic Machine『Sound Concierge JAPAN』

収録曲は以下。

1. Honeycom.ware (FPM's extended re-edit) / 100s
2. Drop / CORNELIUS
3. WORLD’S END SUPERNOVA / くるり
4. Crazy for you (club edit) / Chara
5. 浴室 / 椎名林檎×齋藤ネコ
6. White Tipi / 曽我部恵一
7. Why Not? feat. Ryohei (Japanese version) / Fantastic Plastic Machine
8. 東京は夜の七時 〜the night is still young〜 (talking toolbox mix) / PIZZICATO FIVE
9. 朝の光 / □□□
10. 美しく燃える森(FPM bootleg house mix)/ 東京スカパラダイスオーケストラ
11. GRAND MASTER FRESH Pt.2 feat. Fantastic Plastic Machine / YOU THE ROCK★
12. OBOROGE COPY VIEW / HALCALI
13. Our Song (extended) / Shinichi Osawa
14. fragile (FPM bitter sweet samba mix) / Every Little Thing

渋谷系の血の濃いMIX CD。
コーネリアス、ピチカートが要所に位置しているだけでなく、個人的には、くるり曽我部恵一サニーデイサービス)、□□□、HALCALIは、その血を受け継いでいるという意識が強いのでそう感じてしまう。特に「朝の光」のオザケンっぽい歌詞には、□□□の渋谷系ど真ん中ぶりを改めて感じた。(意識しているのか?)
だからこそ、ラストの選曲が(その血を感じさせない)Every Little Thingというのが、印象的だ。「fragile」という大ヒット曲は、それ自体いい曲だが、FPMのミックスは素材を120%生かしている。
逆に、単体ではいい曲で、MIX CD向きだと思う、5(椎名林檎)、6(曽我部恵一)などは、全体の流れからは浮いてしまった感じだ。こちらもアルバムの流れに合うように、もっと手を加えてもよかったように思う。


ところで、5曲目の「浴室」(椎名林檎×齋藤ネコ)は、かなり好きな曲。
椎名林檎のセカンドでもfavoriteだったが、『平成風俗』(2007)でのバージョンが際立ってよかったので、さらにポイントアップした曲。このアレンジは、自分の中では、「椎名林檎が途中から宇宙戦艦ヤマトになるアレンジ」と思っていて、実際、何度聞いても、2番のサビでホーンが重厚になると同時に宇宙に飛び立ってしまうイメージが抜けない。(笑)
斎藤ネコは、『平成風俗』を聴くまでは知らなかったのだが、検索してみると、家にあるCDを発見。ライナーを確認すると、監修・斎藤ネコとなっている。

ママとうたおう ディズニー よいこのどうよう

ママとうたおう ディズニー よいこのどうよう

この種の童謡CDというのは、作っている側が飽きてくるのか、10曲入りであれば、1曲くらい、原曲を崩した暴走気味のアレンジが入っているのが通常なのだが、このCDは特に暴走度が高い。アカペラでコーラスの厚い「かたつむり」や、「まいごの・まいごの・まいごの・・・」と繰り返すディスコ調の「いぬのおまわりさん」。さらに押し進めてDISCOMIXとしか言いようのない「ぶんぶんぶん」など、いまいち聴くシチュエーションと対象リスナーがよくわからない曲が並ぶ。うちでも、あまり聴く機会が無かったので、久し振りに聴いてみたが、やはりよくわからなかった。

〜〜〜
最近、邦楽楽曲のMIXCDが相次いで発売されるようで、こういう企画ものでは、「接吻」や「夜をぶっとばせ」がセレクトされることの多いオリジナル・ラヴの大穴「恋の彗星」が収録される以下のアルバムは、やっぱり買い。(48曲71分ということは、1曲あたり2分に満たないというあたりも、ちょっと面白い感じ)掟ポルシェ選曲のアイドルMIXにも惹かれるものはあるが・・・。

申し訳ないとフロム赤坂 アーバンMIX

申し訳ないとフロム赤坂 アーバンMIX