ONE PIECE GREEN SECRET PIECES (ジャンプコミックス)
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/04
- メディア: コミック
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- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/04
- メディア: コミック
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久しぶりに夫婦二人で熱中した漫画ですが、物語のテーマや展開、世界観全て含めて大人の鑑賞に耐える、すばらしい作品だと思います。
今回、物語の内容と全く関係のない部分で雑文を。
ワンピースと音楽
物語が佳境に入る45巻のスリラーバークス以降は、特に意識してそうなったわけではありませんが、DE DE MOUSEのアルバムを聴いていました。
- アーティスト: DE DE MOUSE
- 出版社/メーカー: rhythm zone
- 発売日: 2010/04/07
- メディア: CD
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DE DE MOUSEの特徴は、Amazonの紹介にある通り「綿密に重なり合う国籍不明なメロディーを、モンゴルのホーミィを思わせるヴォイスサンプリングを縦横無尽に駆使してイマジネーション豊かに表現」の部分。何を歌っているのか分からないヴォイスサンプリングの部分はかなり特徴的で、聴けばすぐに彼らの音楽であることが分かります。
エース救出に向かう非常に緊迫した物語の雰囲気と、速いビートがマッチするだけでなく、DE DE MOUSEの音楽に共通する浮遊感が、ワンピースの持つファンタジーの部分と相性が良く、大正解でした。
イヤホンをしていなくても、ワンピースを読むときは、1曲目「my favorite swing」と4曲目「journey to freedom」が聴こえています。
ワンピース以外でも、ファンタジー系の物語を読む際のBGMとして非常にオススメのアルバムです。
レンタルコミック
結局、一週間に6冊〜8冊を基本に土日に大半を読んで、残り+復習の再読で平日に2度読んでいた感じです。正直言って、出来るだけ早く読み進める必要があったため、電車内でもよく読んでいました。
レンタルの費用は、最初の3回くらいは、半額セールというものがあり一冊一週間40円で借りることができたのですが、それ以降は80円。中古で買っても200円はすることを考えると、そして何よりスペースの問題から80円は十分安い金額だと思います。(40円はあまりに安くて申し訳ない感じです)
ただし、ワンピースに限って言えば、伏線や再登場キャラが多く、再読が必須の本なので、家に置いておきたい気もします。(とはいえ、60冊は・・・)
なお、一部の図書館では扱っているようですが、さいたま市の図書館では借りることができません。
ちなみに、レンタルは表紙カバーなしの状態で貸し出され、全巻カラー無しで読み進めたため、ゾロが何故「マリモ」と呼ばれるのかよく分からずにいました。最近アニメを見て、髪の毛が緑色であることが分かり、「なるほど」と思った次第です。
レンタルの罪悪感
通常、それなりの費用を払って漫画を楽しんでいる自分としては、「漫画欲」を安値で済ませてしまうコミックレンタルにはちょっとした罪悪感がありました。
ただ、調べてみるとコミックレンタルについては、2006年12月以降、使用料が著作権者に渡るようになっているようです。根拠となっている考え方は「貸与権」にあたり、店外への持ち出しを行わない漫画喫茶の場合はこれに該当せず、使用料が発生しません。以下のサイトに分かりやすいまとめがあるので、参考にしてください。
- ボーダーライン:【Column】漫画喫茶やコミックレンタルと著作権についての覚書(2009年12月の記事)
- 貸本1冊あたりの著作権料は265円から、レンタルコミックの著作権料支払い制度12月1日スタート:Garbagenews.com(2006年10月の記事)
『ラブひな』の赤松健の新しい取り組みのニュースが話題になりましたが、漫画のスキャンファイルがインターネット上に跋扈している状況を考えると、何らかのかたちで、漫画文化に貢献したいと思ってしまいます。そのためには、少なくとも漫画喫茶ではなく、コミックレンタルかな、と(笑)。
ちなみに、ワンピース絡みでは、先日のTBS RADIO 文化系トークラジオ Lifeで、ワンピースのコミックをyoutubeで読んでいる人もいるという話題があり、驚きました。
言われてみれば、確かにこんなニュースがありました。
インターネットの動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に人気漫画「ONEPIECE(ワンピース)」などを違法に投稿したとして、京都府警は14日、著作権法違反容疑で名古屋市中区の男子中学生(14)を逮捕した。中学生は容疑を認めているという。府警によるとユーチューブへの動画の投稿で摘発するのは全国初。
このニュースによれば・・・
人気漫画やアニメ、ドラマなどの画像がユーチューブなどインターネット上で無断配信されるケースは後を絶たない。
社団法人「コンピュータソフトウェア著作権協会」によると、雑誌を発売日前に購入する手法は「フライングゲット」と呼ばれているといい、ユーチューブでは、発売前の雑誌の漫画などをスキャナーで取り込み、投稿する違法画像が、昨年の夏ごろから急増しているという。
今回、著作権法違反で摘発された少年のケースでは、発売前に人気漫画を見ることができるため、アクセスが集中していたとみられる。
とのことですが、動画でコミックを読むという感覚が既によく分かりません。電子書籍の話題も多いですが、やはり紙のかたちで大量に漫画や本を読んで育った世代としては、紙以外の媒体で読むのはちょっとした違和感がありますね。
60巻のセンゴク元帥の言葉を借りれば、「正義は価値観・・・世代は越えられない・・・」のでしょうか。