しまじフォス:「4月から、ついに1年生だ!楽しみだなあ〜」
(しまじフォスが期待に胸を膨らませている頃
家の目の前に、黒塗りのベンツが止まった。
しまじフォスベネッ■本社に呼ばれたのだ。)
(1時間後、社長の部屋で)
しまじフォス:「こんにちは!僕の名前は、しまじフォス。よろしくお願いします!」
ベネッ■社長:「しまじフォス、よく来てくれた。
とても言いにくいことだが、
君は、小学1年生には、なれないんだ・・・。」
しまじフォス:「えっ!
みんなと一緒に、かっこいい1年生になるって約束したのに!
ひらがなも勉強してるし、
何でも一人でできるように練習したよ。それなのに、なんで?
かげで、はなちゃん(妹)を苛めてたから?それとも・・・」
ベネッ■社長:「いや、そうではない。
そういうきまりなのだ。
君は、もう一度、赤ん坊の頃からやり直すことになっているのだ・・・。」
(そういうと、社長は、机の上に置いてあった“ふろしき”を、しまじフォスにサッと被せた・・・。
ベネッ■社長:「ふう。毎年の恒例行事とは言え、辛いな・・・。
しまじフォスよ。日本中の赤ちゃん・子どもたちのために
(そしてベネッ■のために)頑張って働いてくれ!!!」
理由は不明確だが、シーシュポス(シジフォス)は神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受けた。彼は神々の言い付け通りに岩を運ぶのだが、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまう。同じ動作を何度繰り返しても、結局は同じ結果にしかならないのだった。
- 作者: アルベエル・カミュ,矢内原伊作
- 出版社/メーカー: 新潮社
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