Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

しまじフォスの神話〜本当は怖い(そして哀しい)しまじろうの秘密

しまじフォス:「4月から、ついに1年生だ!楽しみだなあ〜」



(しまじフォスが期待に胸を膨らませている頃
 家の目の前に、黒塗りのベンツが止まった。
 しまじフォスベネッ■本社に呼ばれたのだ。)


(1時間後、社長の部屋で)


しまじフォス:「こんにちは!僕の名前は、しまじフォス。よろしくお願いします!」


ベネッ■社長:「しまじフォス、よく来てくれた。
        とても言いにくいことだが、


        君は、小学1年生には、なれないんだ・・・。



しまじフォス:「えっ!


        みんなと一緒に、かっこいい1年生になるって約束したのに!
        ひらがなも勉強してるし、
        何でも一人でできるように練習したよ。それなのに、なんで?
        かげで、はなちゃん(妹)を苛めてたから?それとも・・・」


ベネッ■社長:「いや、そうではない。
        そういうきまりなのだ。


        君は、もう一度、赤ん坊の頃からやり直すことになっているのだ・・・。

(そういうと、社長は、机の上に置いてあった“ふろしき”を、しまじフォスにサッと被せた・・・。




ベネッ■社長:「ふう。毎年の恒例行事とは言え、辛いな・・・。


        しまじフォスよ。日本中の赤ちゃん・子どもたちのために
       (そしてベネッ■のために)頑張って働いてくれ!!!」

理由は不明確だが、シーシュポス(シジフォス)は神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受けた。彼は神々の言い付け通りに岩を運ぶのだが、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまう。同じ動作を何度繰り返しても、結局は同じ結果にしかならないのだった。

シジフォスの神話 (1954年) (新潮文庫)

シジフォスの神話 (1954年) (新潮文庫)


補足

あんなに一生懸命、勉強して、一緒にここまで来たのに、4月になったら、しまじろうとはお別れです。
(1年生からは、コラショというキャラクタになります)
先日届いた3月号に載っている、希望に満ちたしまじろうの顔を見ると、不憫でなりません。
しまじろう、本当にありがとう。そしてさようなら。