Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

小学2年生が答える「生きているからできること」

今年から4月の第4土曜日は「調布市防災教育の日」と決まり、市内の市立小中学校では、地域が一体となって防災教育や防災訓練を行なうということになった。
そのため、今日は、よう太が通学後、「授業参観」と親向けの「講話」を挟んで、昼食前に「避難訓練」からそのまま「保護者引き渡し訓練」という変則スケジュールだった。この授業参観で聞いて胸を打つ言葉があったので紹介したい。


授業参観は「いのち」について考える道徳の授業。
先生は短いお話を読み聞かせながら、話の展開に合わせて、生徒たちに「いのち」について質問する。


先生「いのちって何だと思う?」

  • 「いのち」があるから生きられる
  • 「いのち」がないと死ぬ
  • ひとつだけしかない大事なもの


こんな感じで、授業は進む。小学2年生だから、ひねった回答は少なく、2、3人が答えると、その後はほとんど同じ答えが続く。こういう授業は先生にとって難しいし、授業参観で親に見られることを考えるとなかなかのプレッシャーだ。(頑張れ、先生!)
なお、よう太は一度発言したあとは、熱心さに欠ける感じで話を聞いていた。(帰ったら覚悟しとけ、よう太!)


油断していた自分を驚かせた発言は、授業の最後で出てきた。「生きているってどういうことだと思う?」という先生の質問に対して、生徒たちは皆「〜ができる」という答えで返していく。

  • 生きていると、DSができる
  • 生きていると、お母さんに甘えられる
  • 生きていると友だちと遊んだり、誕生日を祝ったりできる
  • 生きているとWiiができる

そんな中、最後に当てられた女の子が、恥ずかしそうに、でもはっきりした声でこう答えた。
「生きていると、いろんなことができる。
そして、できないことも挑戦できる」
そのときは、おおお!と思ったけど、なんか噛めば噛むほど味が出る、素晴らしい言葉で、何だか書いてて涙が出てきた。できないことに目を向けて、なおポジティブに発言。凄い。
よう太は多分聞いていなかっただろうけど・・・。