Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

日経新聞2/3(日)

社説 競争通じて供給力高める「発送電分離」に

 電力市場の改革を議論してきた経済産業省の専門委員会が近く報告をまとめる。同委は電力会社の発電と送電部門を分離し、別会社にする案で大筋合意した。経産省は今国会に出す電気事業法改正案に、これを盛り込む考えだ。

これまで電力会社が送電網を一手に握ってきたため、新電力などがそれを借りて電気を送る「託送料」が高く、参入を阻んできたので、これを抑えて、新電力の参入を促す、という基本部分はぼんやりと分かっている気がしているのだが、結局、従来方式の悪いところがどこで、発送電分離にすることで全体的に何がよくなるのか、リスクは何か、という部分をしっかり理解出来ていない。これは少し勉強したい。

1000歳まで生きる バイオもガレージ革命(1面・ネット 人類 未来 第3部 山を動かす(5))

「人は千歳を超えて生き続けるようになる」。英科学者のオーブリー・デグレイ(49)は大まじめだ。研究財団を立ち上げて世界中の研究者と取り組むのは「老化の治療法」。定期的なメンテナンスで20代の肉体を維持する未来を思い描く。

ここで紹介されているのは、遺伝子情報を解読することで新しい治療法を見つけるバイオハッカーと呼ばれる若者たち、そして、脳の情報を解読して制御することに繋げようとする国際電気通信基礎研究所(ATR)の研究。人間が情報の塊でできているということは、古くからSFでテーマにされることが多く、来週最終回を迎える戦隊ヒーローものの『ゴーバスターズ』でも重要なポイントになっていたが、人がネットと融合して機能を拡張する世界が、本当に近づいているのだなあ、と驚く。オーブリー・デグレイという人は、この本の著者かと思ったが、違った。

寿命1000年―長命科学の最先端

寿命1000年―長命科学の最先端

ツイッターサイバー攻撃(5面)

ミニブログツイッター」を運営する米ツイッターハッカーの攻撃に遭い、約25万人の個人情報が流出した恐れのあることが1日、明らかになった。米メディアに続いて一般的に情報セキュリティーの水準が高いとされる大手インターネット企業も標的となったことで、サイバー攻撃への警戒感が一段と高まりそうだ。

パスワードは変更しておきました。

ポジティブ心理学」とは(19面・今を読み解く)

人間はネガティブな情報に興味をひかれやすく、私たちは、気の滅入(めい)るようなニュースに囲まれている。例えば、現実の学校には、学ぶ喜びや仲間の楽しさ、そして、熱意のある先生方が少なくないのに、わたしたちは、多くの学校にいじめが溢(あふ)れているように感じがちだ。

何故、この話題なのか、というのがよく分からなかったが、ポジティブ・シンキングとは違うと言い切るあたりが面白そうだと感じた。

  • ポジティブ心理学の研究成果によれば、毎日1回以上誰かに親切にすると、自分自身の幸福度を高めることができる。以下の本を参照とのこと。

ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則

ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則

ポジティブ病の国、アメリカ

ポジティブ病の国、アメリカ

読書

ものづくりは、演歌だ。

ものづくりは、演歌だ。

「草刈機まさお」「立ち乗りひろしです」などの商品名を考案した経緯が載っているというだけで気になる。顧客の不満や不平を徹底的に拾い上げて商品開発に活かす「ボヤキズム」という考え方が底を流れるとのこと。


2052 今後40年のグローバル予測

2052 今後40年のグローバル予測

著者はローマクラブ『成長の限界』の執筆陣の一人で、ローマクラブで世界の覚醒を期待したのは「間違っていた」と振り返る、徹底的にこの先を悲観した本。以下のような、薄暗い未来をしのぐための20のアドバイスが示されるようだが、この本の目的は?と思ってしまう内容で、逆に読んでみたい。

  • 収入より満足に目を向ける
  • 気候変動の影響が少ない場所に住む
  • 子どもたちに無垢の自然を愛することを教えない


ずる―嘘とごまかしの行動経済学

ずる―嘘とごまかしの行動経済学

行動経済学者が書いた「ごまかし」についての仮説と実験。私たちは自分を正直で正しい人間だと思いたい。同時に、ごまかしから利益を得て得をしたい気持ちもある。この矛盾する両方をバランスよく成り立たせる結果、私たちはちょっとしたごまかしをする…というのが「つじつま合わせ仮説」だという。前作『予想通りに不合理』『不合理だからすべてがうまくいく』と合わせて読みたい。
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」

不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」