- 作者: 土屋健,群馬県立自然史博物館
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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それを読むための予習として子ども向けのこの本を買ってみた。タイトルに「図鑑」と入っているがA5版のコンパクトサイズ。
恐竜については、これまでそれほど夢中になった時期はなかったのだが、自分の子どもの頃の常識とは異なる「羽毛の生えた恐竜」については気になっていたので、なるべく新しい本の方で、新しい知識を入れておきたいという気持ちもあった。
実際、この本で初めて知ったこともいくつかある。
- 恐竜がワニなどの爬虫類と異なる大きな特徴は、足のつき方で、足が腰から横にのびるのではなくまっすぐ下へのびている。したがって、翼竜類やクビナガリュウ竜、魚竜類は、分類学上は恐竜には含まない。(ということは・・・厳密に言えば、フタバスズキリュウのピー助が活躍する『のび太の恐竜』というタイトルは科学的には誤りということになる。)
- 恐竜が絶滅した原因については、小惑星の衝突ということでほぼ決着がついている。
- 1990年代から、羽毛をもった恐竜化石が次々と見つかっている。羽毛の役割は、当初「保温のため」と考えられていたが、保温の必要性が小さい大型恐竜のユティランヌス(ティランノサウルスの仲間)が、羽毛を持っていたことが分かり、再度、検討されている。
導入部とラストには「恐竜を飼ってみたい主人公が住む現代日本に、突如、多くの恐竜がやってきて…」という漫画が入っているが、これは子どもには(大人にも)取っ付きやすい良い仕掛けだと思う。その後、トリケラトプスの「ケラト」というキャラクターから恐竜の歴史と分類学上の基礎知識を教えてもらう。
さて、本編の「恐竜の飼い方」について掲載されている恐竜の種類は多く、150種以上(索引で数えると167種類)が、活躍した地質年代別に並べられている。団地の4階からサウロポセイドン(ブラキオサウルスの仲間)に餌をあげる場面や、アンキロサウルスの上で遊ぶ子どもたちが描かれた絵など、イラストは面白い。
ただ、数も多いので、もう少し「飼い方」に特化したコラム的な内容を挟めば飽きずに読めるように思った。例えば、ほぼ同タイトルの『恐竜の飼いかた教えます』では、どのように書かれているのか気になる。
そこが少し残念だが、やはり945円で167種類というのは格安だと思う。表紙に書かれた「子どもから大人まで楽しめる!」という言葉に偽りなしです。
- 作者: ロバートマッシュ,Robert Mash,Richard Dawkins,新妻昭夫,山下恵子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/03/01
- メディア: 大型本
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- 作者: 川上和人
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/03/16
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映画ドラえもん のび太の恐竜【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 [DVD]
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/03
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