NHK・民放の番組、スマホでどこでも視聴 年内にも、専用テレビで転送(1面)
次世代テレビへの挑戦 「オール日本」の落とし穴(10面・中外時評)
NHKと在京民放5局は年内にも、テレビ放送をインターネット経由でスマートフォン(スマホ)などに無料で転送するサービスを始める。ネットにつながりさえすれば、どこにいても放送と同時に番組を視聴できる。放送と通信の融合を進め、テレビの視聴方法を広げる。ソニー、東芝、パナソニックは年内をメドに転送機能の付いた専用テレビを発売する。
NHKやソニーなど日本の放送、通信、家電大手が共同し、次世代テレビ放送の技術開発に乗り出した。フルハイビジョンの4倍の画素数を持つ「4K放送」などで世界の主導権を握る考えだ。だが日本は高い技術を持ちながら、規格普及の面では後手に回った歴史がある。今回も周到な戦略が求められる。
後者は家電技術と放送技術の両面から、次世代テレビとして4K と8K(NHKが推進)の規格化を進めて世界の主導権を取ろうという話で、「落とし穴」とされるのは、消費者ニーズとのずれ。
どうも4K、8Kと言われるものは、さらに大きなサイズのディスプレイのテレビのようで、かなりの富裕層を相手にした商売ということなのだろうか。自分の生活には無関係のような気がしてしまう。消費者ニーズとのずれとの例として、記事の中では、地デジの売りだったワンセグ放送の失敗や、「NOTTV」の例を挙げているが、これらと同様の展開にならないだろうか。
記事の中では、それぞれの技術について少しずつ触れられている。昨年夏ベルリンで開かれた家電見本市で話題となった次世代テレビは「スマートTV」。一方でフィリップスが眼鏡不要の「3Dテレビ」技術を開発中。「スマートTV」は、日本では放送業界の動きは鈍く、主導しているのはKDDIなどの携帯電話会社だとする。
1面記事は、このまとめからやや外れる内容で、放送業界もスマートテレビを後押しするという内容に読める。
以下の記事では、今年1月のCSAではスマートTVは次世代テレビとしての扱いは小さくなったことが挙げられている。(結局、マイクロソフトのXbox360が既にその機能を果たしてしまっているということのようだ。)
4Kテレビの方向性も以下のように指摘されており納得だ。自分の生活に関わってこない中でも、着々と技術が進んでいくといいなあと思う。
一見華やかな4Kテレビだが、現時点ではおそらく絞り込まれた需要を見越した生産となるのだろう。すなわち、規模全体は小さいものの、確実に高い付加価値を獲得できる市場に向けて、カスタムメイド的に生産を行うということだ。
?確かに、経営が傾いているテレビメーカー各社としては、このアプローチで製品開発の未来に向けた連鎖をつなぎ止めるとともに、少しでも現在価値を獲得するという意味において、妥当な手だてではある。より明確にいえば、テレビそのものを生産することで得られる付加価値の獲得には、その手しか残っていなかったとさえも言える。
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アポロ11号による月面着陸時の同時通訳もされていたようで、「アームストロング船長の名言「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」が、不定冠詞「a」が抜けた言い間違いだったことにも触れている」と書かれている。ここら辺のいきさつにも興味があるので、英語の勉強がてら読んでみたい。