Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

日経新聞10/6(日)

ビッグデータで街づくり(1面)

ここで紹介されているのは日本IBM富士通NTTデータの技術。
このうち、日本IBMの気象災害予測システムの話がよく分からない。例えば、富士通のシステムは、走行中の車両から速度や位置情報データを収集して、事故が起きやすい危険地点を割り出すもので、これぞビッグデータと言えるものだが、日本IBMのシステムは、これまで見過ごしてきた何をビッグデータとして捉えているのか分からない。また、核となる気象予測技術は、ビッグデータで48時間先まで予測できるものではない。

健康志向コンビニ全国に ローソン、5年で3000店展開(1面)

ナチュラルローソンのニュースだが、通常店舗でも低糖質のパンなどの拡充を図るという。生活圏内にあるコンビニはファミリーマートなんだけど、贔屓にしているのはセブンイレブンやローソン。なんで、他のコンビニはふすまパンとかに力を入れないんだろうか。

欧州、水素ビジネス発進(5面)

水素ステーション、水素の充填装置、パイプライン整備などのビジネスにドイツをはじめとした欧州勢が本腰を入れたというニュース。中でもリンデ(独)は、水素充填装置で8割の世界シェアを握るだとか。
日本勢の紹介は、川崎重工業の水素輸送船と千代田化工建設の大型水素供給基地。燃料電池車、普及するのかな。最近話題の自動運転の仕組みなんかと合わせて進むと、一気に「未来カー」みたいな感じになるので嬉しいですが。

クリの渋皮なぜむきにくい? ポリフェノールが接着材(15面・サイエンス)

ニホングリは大きくて味が良いが渋皮が向きにくいことで、天津甘栗などチュウゴクグリに負けてきた。そこに2001年に発見された新品種は「ぽろたん」。ぽろたんの渋皮部分のポリフェノールはチュウゴクグリ並みに少なく、皮をむきやすいという。
でも、最近、「甘栗むいちゃいました」ばかりを、食べちゃうかもしれない…。あれがぽろたんだったらいいのですが…。

読書欄

草魚バスターズ

草魚バスターズ

嵯峨野の大覚寺にある名勝、大沢池の再生に取り組んだ記録をまとめた本。
殺生を戒める仏教のお寺で草魚をバスターするための理屈づけなど、色んなところに悩みがあったということで、一風変わった生態系本ということか。


11/22/63 上

11/22/63 上

11/22/63 下

11/22/63 下

1963年11月22日というケネディ大統領暗殺を阻止するという歴史改変SF。
「リセット可能な現実という設定と正面から向き合った鮮やかな結末は、深く胸に沁みる」とのこと。でも、2段組上下巻合計1000頁超の長さ、というのは、大森望さん激押しでも、ちょっと物おじする。


未明の闘争

未明の闘争

「〈小説〉という形式の慣習への、怒りさえ帯びた「闘争」の成果がここにある」とは清水良典さんの推薦の言葉。かなり変わった小説のようなので、保坂和志さんの著書を辿ると、『考える練習』とか『カフカ式練習帳』とか、他にも挑戦的な、実験的な感じのエッセイや小説を書いている方ということで、少し気になる。