- 作者: 若菜晃子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 単行本
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また、「東京」を冠した本では、観光名所はもちろん、散歩場所などもほとんどが東側に偏りがちになるのが通常だが、「東京なのに23区内の情報が皆無」という奇跡的な内容となっている。逆に、「西に寄り過ぎ」というのが、贅沢な悩みなくらいだ。
Amazonレビューを見ると、もともと「都内セレブのハイキングガイド」というイメージの本のようだが、無理矢理「地形変化を楽しみたいランナー向けコースガイド」と捉えて、そこで紹介されている「七生丘陵」を走ってきた。
2016.5.1実走
本は持って行けないので、多摩川⇒程久保川(右支川)⇒高幡不動駅⇒七生丘陵⇒平山城址公園駅という何となくのイメージで出発。高幡不動から住宅街を抜けて南平丘陵公園へ。
相次ぐ住宅開発で、もとの地形がわからないくらい分断された多摩丘陵ですが、今でもこんなふうに歩ける自然の道が残されていることに安堵します。
『ヒルトップ散歩』にも上のように書いてあるが、この場所も、実際には公園ギリギリまで住宅街となっており、入口がそもそも分からない。コンクリ壁に「ハイキングコース」という案内も出てくるが、案の定よくわからなくなってしまい、本で想定している入口から入ることに失敗してしまった。
↑高幡不動尊
↑コンクリ壁にある「ハイキングコース」という案内
↑尾根にある住宅地は逆方向を向いても遠くまで見渡せる坂道となっている。
またルートの南東側には、多摩動物公園があり、少しだけ中が見えるのが面白いが、逆に言えば、南東側には高い柵があるので、やや窮屈に感じる。
また、公園が大きく二つに分かれていて、途中で住宅街を通るので、多分セレブの散歩には使いにくいような気がする。実際、ひょうたん池には水がなく、吊り橋が壊れたままになっているなど、ややメンテナンスも手が回っていないようなので、地元の人以外は来ない場所なのかもしれない。
それでも、北東側に広がる住宅地を見下ろせる風景もあり、なかなか楽しかった。
なお、『ヒルトップ散歩』推奨コースは、七生公園のあと、平山城址公園を回ってから駅に向かうコースだったが、それには気づかず、平山城址公園自体はパスしてしまったのは残念。
というか、この本の地図を見ただけだと、コースの中に住宅地が多数挟まっていることに気が付かない。
次回は、そういう点にも気を付けて、平山城址公園に、そして、さらに奥にある長沼丘陵にも行ってみたい。
ちなみに登りはどうしても歩いてしまっているし、相当迷ってます(笑)
↑北東側の浅川周辺を見渡せる
↑吊り橋とひょうたん池(南平丘陵公園)
↑柵の向こう側は多摩動物公園
↑新緑のこの時期、天気にも恵まれて本当に気持ちが良かった
ネットでの調査
⇒わかりやすいマップもあり、ここを予習していけば良かったかも。
⇒南平丘陵公園付近は、アニメ「一週間フレンズ。」のロケ地(いわゆる聖地)になっているのですね。最初の方だけ漫画で読んでいるのでアニメも見てみたい。