Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

2020年について

f:id:rararapocari:20201231142052p:plain

春には家族で久しぶりの海外旅行。高校1年の長男は学校行事で海外研修に行って、東京五輪があって、盛りだくさんの1年だったね。
…とはならなかった2020年。
あまりに普通の年と違ってしまっていて、来年以降もこれが標準としたくない1年間だったので、忘れないようにメモをしておくことにします。

読書

今年は、ビブリオバトルは全てオンライン参戦。
改めて調べるとビブリオバトルの初参加は2012/3/24の西荻窪ビブリオバトル at KISSCAFE vol.9)。それ以降、少なくとも2~3か月に1度は、誰かしらビブリオバトルの人たちと「会食」をしていたのに、それが1年間無かったのは本当に驚きだ。

読書は、ここ数年の傾向だがフェミニズムに関する本を多く読んだ気がする。前田健太郎『女性のいない民主主義』をビブリオバトルで発表したときは、喋りながら怒りが溢れてくるというかつてない体験をした(笑)
小説、漫画、それ以外からそれぞれ1冊挙げるとしたら以下。

pocari.hatenablog.com
pocari.hatenablog.com
pocari.hatenablog.com

映画

映画は、昨年は沢山見て、今年も!と思ったけれど『名探偵コナン』という定番の公開延期も含めて劇場公開の話題作自体が少なかった年だろう。
それでも、年初め含めて2度見た『パラサイト』、緊急事態宣言がそろそろ来るというタイミングで見た『37セカンズ』、そして子どもたち二人と観た『アルプススタンドのはしの方』の3本が印象に残っている。
特に『パラサイト』 と『37セカンズ』は、「風景」が印象に残る映画だった。最近、自分が、マラソンでいろんな場所を走るのは、「風景」を集めに行っているんだ、ということに気がついたけど、それについてはまた書きたい。
ところで、『アルプススタンドのはしの方』の感想を読んで思ったが、今年は、何度も「エンパシー」のことを書いているなあ。

pocari.hatenablog.com
pocari.hatenablog.com
pocari.hatenablog.com


音楽(ライブ)

結局、1年間参加せず、です。
もともと、田島貴男の4/5弾き語りツアーは、さる方のご厚意でチケットをとってもらい、楽しみにしていたものの、コロナが猛威を振るう中、早々と参加を辞退し、その後、結局ライブ自体が中止になり、オンライン形式で振替公演に。
夏以降は、リアルライブも各所で開かれるものの、どうしても行く気になれず。かといって、配信ライブを見るかと言えば見ない。
結局、ライブに行く楽しみは、知り合いがいてもいなくても、以下のようなライブそのものと関係ない部分で成立しているところが大きいのだと思う。自分にとっては。

  • 「今からライブを見に行くんだ」という期待感いっぱいで早足になる駅から会場までの道のり
  • 同じような気持ちで観に来ているファンが近くにいてざわついている開演までの雰囲気
  • アンコール待ちのファンの一体感
  • 終演後の振り返りながらの帰り道

勿論、知り合いがいればそのあとで飲みに行ったりする楽しみもあるだろうし、人によっては、ライブ中にミュージシャンと視線が合うことが重要と考える人もいるだろう。そういうものなしに、パソコンでクリックして音楽が聞こえる音楽は、自分にとっては「違う」ものだ。ましてや一時停止や巻き戻しができるものは、とても便利だけど、どんどんライブとは離れてしまう。
ないものねだりなのはわかっているけど、来年も、この状況が続けばしばらくライブから離れてしまうかもしれない。

音楽

一方で、今年は近年には珍しくいろんな音楽を聴けた気がする。
理由のひとつは、Ryutist『ファルセット』が、楽曲を提供している多くのミュージシャンの音楽への橋渡しをしてくれたこと。
そして、もう一つ。AmazonミュージックのUnlimitedを、3か月無料に惹かれてお試しで入ったことが大きい。
藤井隆がプロデュースした『SLENDERIE ideal』や蓮沼執太フルフィル『フルフォニー|FULLPHONY』、chelmico『MAZE』、宮本浩次『ROMANCE』などの今年のアルバムは、どれもCDを買わずに聴いているし、BlackPinkやtoe、またいわゆる「流行っている洋楽」など、サブスクリプションサービスなしに聴くことはなかっただろう。
今は、今日で活動休止となる嵐のBESTのプレイリストを聴きながら書いている。
(なお、先日、子どもに携帯音楽プレーヤーを買ったが、こちらの進化は10年前くらいで止まっていることに驚く。)

いや、しかし、何度聞いてもRyutist『ファルセット』は飽きないんですよ。
pocari.hatenablog.com

ラソン(大会)

当然のことながら通常開催の大会はほとんどが中止で参加できず。実際にはオンライン形式で開催された大会も多数あり、こちらも興味があったが、音楽のライブに書いたのと同じ理由で不参加。
なお、2015年から毎年参加していた湘南国際マラソンは、忙しい2月開催ということで発表当時から参加を見送っていたが、11月にフル→25㎞にする等、その方法を見直し、結局12月に入り中止を発表。
不参加を決めていたが、毎年の大会が中止になるのは残念。グッズ類はどこまで用意していたのかわからないが、可能であればTシャツを買う等の形で応援したい。

日々のマラソン

今年は、大会がなく、タイムをあまり気にしなかったということもあるが、コース開発が楽しかった。
特に、多摩湖自転車道という素晴らしいコースを知ることが出来たのは良かった。それ以外では、谷保天満宮駒沢公園武蔵関公園を含むコースが準レギュラー化した。
さらに、東京近郊でここ数年発達したレンタサイクル網が発達したことで、帰路に利用する鉄道を気にしないルートを開発することも可能となった。全部自転車だったが、羽村兄弟の像を見てから玉川上水国分寺まで8月に下ったのは良い思い出。今年買ったランニング用リュックが役立った。

来年

2020年は久しぶりに海外旅行を、と思っていたけれど国内旅行にすら行けず。
2021年は何とか旅行に行きたいなあ。
嵐の「We Can Make It!」を聴いて元気出してます。