Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

オリジナル・ラブ新作『白熱』について、分かっていることすべて

オリジナル・ラブの新作について、タイトル含めいろいろなことが分かってきたので、少し整理してみます。

白熱(初回限定盤)(DVD付)

白熱(初回限定盤)(DVD付)

タイトルについて

以前のエントリでいろいろと予想していましたが、結局、タイトルは『白熱』となりました。
田島貴男Diaryによれば、タイトルの由来は以下の通り。

20周年にまた再出発するぞ、という願いを込めて、
そして、3月に起こった大震災で、私たちが再出発する願いも込めて、
このアルバムタイトルに「白」という文字を使いたかった。
真っ白の、まだなにも描かれていないノートのイメージ。
これからいろんなあたらしい物語がいろんな人々の手によって描かれてゆくイメージ。
私たちは「白の時代」に突入したのだと仮定してみた。
その「白」は冷笑的なものではなく、
再始動する「熱」を帯びたものであってほしい。
それで「白」と「熱」という文字がくっついて『白熱』となった。


「身の丈」*1から離れない、しかし、多くの人の共感を生むような、普遍性を持ち合わせた、そして何より、そこから生まれた音楽を聴いてみたくなる、とても良いタイトルだと思いました。まだアルバムを聴いていないうちから言うのもなんですが、自分にとって非常にしっくりくる、違和感のないタイトルです。


なお、2字熟語タイトルは『結晶』以来ですが、近年のオリジナル・ラブのアルバムは、以下のように日本語タイトルが続いています。

  • 11.踊る太陽
  • 12.街男 街女
  • 13.キングスロード(実は「王道」)
  • 14.東京 飛行

アルファベット表記は、8枚目『L』まで遡らなくてはならなかったこと、直近2作のオリジナルアルバムは、漢字のみのタイトルであることを考えると、この流れは予想できたはずでした。傾向と対策をしっかりやっておけば、十分にヤマを張ることができた部分でした。(残念)

参加ミュージシャン

参加ミュージシャンについては、以下のことが判明しています。

デビュー20周年を迎えた オリジナル・ラブの約5年ぶりのニューアルバムは、田島貴男がコンピューターと全楽器を駆使し、
ミックスからマスタリングまでもを一人で手掛けた作品であり、
グルービーなソウルが弾けまくるアルバムとなっております。
スチャダラパーとの初コラボレーション・ナンバーも収録され・・・


田島貴男Diaryでは、2/27の日記で語られている「スペシャルゲスト」がスチャダラパーにあたるようです。

今日のスペシャルゲストとの録音作業は面白過ぎた。
ぼくにとって画期的な曲が出来上がっていってる気がする。
まだ未完成だが、今までに無かった曲に仕上がることは間違いなさそう。
創作的な刺激がたくさんあって、脳によく血が巡った。
改めてスペシャルゲストの才能を思い知った日だったな。


さて、ここで考えるのは、当然、どの曲にスチャダラパーが参加しているか、です。
が、これは、あまり悩むことなく「ディランとブレンダ」なのではないかと思います。自分の中では、80%くらいの高確率で確信しています。
ただ、現在、ラスト曲と予想している「ディランとブレンダ」にスチャダラパーが入るとなると、予想曲順が若干動きます。「好運なツアー」〜「ディランとブレンダ」は鉄板だと思っているのですが、ラストにボサノバ(「二人のギター」)を持ってきてもいいのかもしれません。

収録曲

収録曲については、準公式情報として、Amazonの方で5曲分のタイトルが発表されています。

1. フリーライド
2. バイク
3. セックスと自由
4. 春のラブバラッド
5. 好運なツアー
6. (予定情報)全10曲+ボーナストラック

おそらく、曲名が決定している5曲*2を示しているに過ぎないために、曲順については、何とも言えないところはありますが、「フリーライド」1曲目は恐らく動かないのではないでしょうか。

また、「好運なツアー」が終盤の曲であることも確定しているような気がします。「好運なツアー」〜「ディランとブレンダ」は、当たっていると思います(笑)。
現在の予想は以下の通りです。(5/17エントリと変えていません)

(side A)

  1. フリーライド
  2. 春のラブバラード ⇒春のラブバラッド
  3. SEXとSURFIN'とBIKEとR&R ⇒セックスと自由
  4. 高い枝のクランベリー
  5. 二人のギター

(side B)

  1. 大追跡
  2. バイク
  3. 路上
  4. 好運なツアー
  5. ディランとブレンダ(featuring.スチャダラパー

ジャケ写

ジャケ写については、以下のようなものを想定していました。

が、それを若干裏切るような情報をtwitterで入手しました。
http://twitter.com/#!/shiva_eri/status/76195136014520320

デザインは別の方のようですが、CDジャケットに使われる写真は柴田恵理さんが撮影したようです。
twitterの文面からだけでは、田島貴男自身がジャケ写に使われているかどうかは読み取れません。(ただ、おそらく「白熱電球」ではありません。)
なお、柴田恵理さんは、Amazonの紹介文によると、以下のような経歴の方のようです。同い年です。

柴田恵理(シバエリ)
1974年12月27日生まれ。
1997年3月東京造形大学デザイン1類写真コース卒業。
卒業後、DOLL(雑誌)、DISC UNIONの撮影を中心にフリーで活動を始める。

近作は、コレクターズの写真集です。
コレクターズ経由で、今回の作品で関わることになったのでしょうか。

The Collectors Photographs 2002-2010

The Collectors Photographs 2002-2010

発売日

最後に、発売日については7/27ですが、ファンクラブの人には6月中というのは、どうなったのでしょうか。1ヶ月早いというのは、なかなかの格差です。
ただ、レッドカーテンのアルバムの前例を考えると、ライヴ会場での発売があるのだろうと思います。
自分は7/9のクアトロに行くので、そのときに何とか手に入れたいです。
さあ、楽しみになってきました!


このエントリの続き → これからの『白熱』の話をしよう〜オリジナル・ラブ白熱教室!

*1:「身の丈で考える」ということについては、田島貴男がDiaryで触れていました。http://diary.originallove.lolipop.jp/?eid=727

*2:ただし、「セックスと自由」というタイトルはどうかなあ、という感じもします・・・