Yondaful Days!

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『東京 飛行』を語る(9)〜明日の神話

東京 飛行

東京 飛行

とうとう『東京 飛行』シリーズも終盤になり、やっと先行シングル「明日の神話」に来た。
この曲は、シングルで聴いていたときより好きになった。
曲名がわからないが、最後の盛り上がりの駄目押し部分がビートルズっぽい。(教えてください。)自分の好きな盛り上がりのパターンだ。
歌詞については、自分としては、引っかかるところがあまりないが、曲とよく合っているし、「ZIGZAG」に対するような不満は全くない。「太郎と敏子」と具体的な名前を挙げているのも自然に感じる。また、アルバム収録バージョンまでに歌詞に変化があったのだが、自分はあまり気にならない。
全体としては、強烈過ぎる、冒頭の岡本太郎のピアノもアルバム内で全く浮いていないし、ライヴでも何度も演奏した曲ということもあり、アルバム内でのバランスまで考えて丁寧に練られた曲という感じがする。
ということで、悩んだりせず、非常に安心して聴ける作品。
ところで、年末に、ラジオで偶然聴いたスカパラの番組で、茂木欣一が「歳末感」という言葉がメンバー内で流行している、という話をしていた。「この曲、歳末感あるよね〜」などと言い合っていたらしい。
年末に出た『東京 飛行』の中でも最も「歳末感」があったのは、この「明日の神話」。
やはり、コーラスがそう感じさせるのだろう。もっとコーラスの厚いバージョンも聴いてみたい感じもする。
ということで、これについては、さっぱり短めに終わる。
「キター」も「クマー」もない。