Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

グレン・グールド『エクスタシー』(DVD)★★

何を血迷ったか、ツタヤの半額セールで借りてきた一品。
カナダ出身のピアニスト、「天才」グレン・グールドの人生を周囲の人のインタビューをもとに辿っていく。拍手喝采を禁止したグールド計画(彼は音楽に「観客」という要素が入ることを我慢できなかった。不確定性原理みたいね。)にはじまり、彼は最後には、コンサートなしで、レコードとテレビのみという音楽活動を進めていく。クラシックの音楽家としては、かなり特殊な人なのだろう。「天才」のイメージにはぴったりだ。
音楽において、「解釈」というものの重要性がよくわかった。僕は、クラシックやジャズをあまり聴かないだけでなく、ポップスも洋邦問わず、シンガーソングライター系の音楽を好んで聴くため、今まで意識したことがなかった。
と分かったようなことを書いたが、退屈な作品だった。テレビのドキュメント番組の方が、まだ見やすいつくりだと思う。
彼が天才だということはよくわかったが、それを前面に押し出した構成にすればよかったのに、と思う。
終わった後で気付いたが、ジョン・ケージと勘違いしていた。それほど僕は疎いのです。