Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

アジア杯 日本代表 対 バーレーン

今日は、仕事が忙しくて、試合を見ることは出来なかったのです。
ネットでスタメン*1を見て衝撃を受けた時点で、ジーコ解任を熱望し、ひたすら、負けを祈っていたのですが、何だか、またドラマ的な勝利となってしまったようで・・・。
本当に、パーリス(ヨルダン戦感想)で指摘されているように、このジーコジャパンは、風車の理論を頑なに守る、すごいチームですね。ジーコは、毎晩、山羊の生首の前で祈祷とかしているんじゃないか?薄氷を渡りすぎだ!

 ○ 久々にジーコサッカーを見た。ヒヤヒヤさせながらも最後は必ず勝つ。やっぱり最高。
 「スリルのためにすべてを俺は賭けてもいい」とはまさにジーコサッカーのためにある言葉だ。
 新庄はメジャーリーグでも日本でも台湾や社会人野球でも常に「.250 15本」くらいの成績を残すという風に言われている。アジアの小国だろうと欧州の強国だろうと常に互角の勝負をする、というのがジーコサッカーだ。南米の中堅国とかも戦術とか関係なくダラダラやって引き分け、みたいなイメージがある。
 ジーコは「タッチ」における柏葉監督みたいなものだ。ジーコ終身監督でいい。

ところで、日本代表の人たちには、野球漫画 島本和彦*2ゲキトウ①』を見せてあげるべき。
監督に使われまくり、肩が限界に来ていた投手の不屈(主人公)は、登板(連投)が決定していたシーズン最終戦に臨もうとするベンチ裏で、後に妻となる女性アナウンサーに、こう言って説得されるのです。

不屈さん・・・私は思うの。
確かに人には・・・何ていうか、全力を出してぶつかって壊れることもいとわない・・・
そうすべき時もある!
でも私の見る限り
あなたは まだ 壊れどきではない!!
今、壊れている場合ではないわ!!
その瞬間は、まだとっておかなきゃ!!
あなたが今 破滅に向かうのは 前向きのようで・・・私から見れば
「逃げ」よ!!
 
矛盾して聞こえるかもしれないけれど
「逃げる」ことが唯一「前に進む道」であることがあるわ
ただし、その道は なぜかバカな男達の目には見えないのよ!!

不屈は、説得を受けて「前に進む道」を選択するのですが、代表メンバーの人たちは、本当に「今、壊れている場合ではない」と思うのです。本人から言い出せないにしろ、所属チームに抗議してもらうなりなんなりしてもらった方が良いと思います。
でも、選手の怪我だけでなく、日本代表というチームも壊れかけているということが何より問題であることを考えると、やはり、ジーコ解任して、一旦ゼロからスタートし直すことこそが、日本代表にとって唯一の「前に進む道」であると思います。

*1:この話題はどこを見ても載っていますが、いつものid:toroneiさんの頁が、見やすいと思います。

*2:そういえば、明日のトリビアの泉に本人のイラストが登場するらしい。必見!