Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

仙台市政だより3月号

月に一回の仙台市政だより。これも欠かせない。

特集①自転車と公共交通を賢く使い分けよう

この手の啓発記事についての疑問は、先日のコメント欄でも書いたばかり。
2ページの特集のストーリーはこんな感じ。

  • クルマのデメリットは・・・
    • 地球温暖化
    • 交通渋滞→経済活動の阻害、環境への影響
  • 代替案としては・・・
    • 地下鉄・バスの利用
    • 近くには自転車や徒歩での移動
  • それでも自動車に乗る場合は・・・
    • エコドライブ
  • そのほかコラム的に、仙台空港アクセス鉄道と新駅(太子堂駅東北福祉大前駅)の話題と、小学生路線バス利用体験の話。

いわんとしていることはよくわかるが、この2ページを読んで
「ああ、自動車の利用は環境に負荷をかけるから、明日から地下鉄を使おう」
と思う人は皆無だろう。
皆無だと思う理由の一番目は、デメリットが「環境負荷」だからだ。地球規模の問題であるからこそ、自分との関連性を見出しにくい。
そして、二番目の理由は、公共交通を利用するメリットが見えにくいことだ。仙台市営地下鉄の料金は初乗り最低区間で200円。少し離れれば300円。さらに、地下鉄ゆえの上下移動は少ない量ではない。
さらに、バスは、いつの間にか値上げされているし、苦手意識を持っている人には使いにくい乗り物だ。
これらのことを克服し、読んだ人に「明日は地下鉄に乗ってみよう」と思わせるために、例えば、以下の内容を特集に入れてみたらどうだろうか。
(1)自動車に乗るデメリットをこれでもか、と説明する。

  • 事故に遭う可能性が少ない、というのは地下鉄のメリットだろう。自動車事故の怖さについて、詳しく説明するのがいい。
  • DHMO*1のように、こじつけでもいいから、想定される健康被害、事故リスクを羅列する。
  • 自動車の利用がひどく健康を害すること、地下鉄に乗れば、それらが解消されることを、アメリカの大学教授のコメント吹き替えなどを駆使して、説明する。(協力:関西テレビ

(2)地下鉄に乗るメリットをこれでもか、と説明する。

  • 初乗り200円が気になるので、「100人に一人、一日無料」キャンペーンを実施。
  • 地下鉄駅のどこかに徳川埋蔵金を埋める。

と、少し書いてみたが、自動車の便利さは相当なものである。脱クルマ都市を目指すのであれば、赤字を続け、新たに東西線の着工も始まった地下鉄を有効利用する方法が必要だと思う。

特集②皆さんの声を市政に生かします

意見の募集、反映、出前講座、タウンミーティングの紹介。
タウンミーティングみたいなものは行ってみたい。

コミュニティビジョン意見募集

3月30日まで。30ページ超の冊子、読んでみるか・・・。