Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

YOSAKOIこそ日本文化

病み上がりのようたを連れ、みちのくYOSAKOIまつりを見に行った。
自分ができないのでダンスみたいなものに対する憧れがあるし、長期に渡り練習した成果を、晴れの舞台で皆に披露する、ということの楽しさは、大学時代に何度も経験したのでよくわかる。したがって、YOSAKOIのようなお祭りは、非常にわくわくするのだ。
しかし、90年代に札幌で始まり各地に広がった、比較的新しい、この祭り*1を見ていると、むずむずとした気持ち悪さを感じる。
あの踊りと、踊りの間に挟まることの多い台詞*2、そして何より外見(恰好と化粧)は、馴染めないものを感じる。一方で、とても日本的だと思ってしまうのだ。
簡単に言えばヤンキー文化なのかもしれないが、そこには、歌舞伎、沖縄、一世風靡セピア中森明菜(DESIRE)、武士道、ジャニーズ・・・
など、雑多すぎるものが混在しており、伝統も何もない、かといって新しさを全く感じない異形の姿。そういう、全部ぶち壊してごった煮を楽しむのが日本文化なのかなあ、と、毎年一回、思ってしまうのだった。

*1:大元は高知だが別物だと思う

*2:台詞はライヴで言うのではなく、演舞中に流す音楽の中に含まれていることが多いと思う。妙に「美」とか「美しい」などの言葉が多用される。