Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

オリジナル・ラヴから広がる輪と、ただただ感謝の日々

テレビブロスで、今日発売の9月号*1で休刊となる雑誌STUDIO VOICEの特集が組まれていた。自分は知らなかったが創刊は1976年という歴史ある雑誌で、自分がこの雑誌の名前を聞くたびに思い出す、碇シンジのアップが表紙のエヴァ特集(1997年3月号)は、雑誌なのに増刷がかかったということで業界関係者を驚かせた号だという。

記事を読んでいて、そういえば、先日、久し振りにSTUDIO VOICEを買ったのを思い出した。(特集は相対性理論。CD付き)
スガシカオの新曲と合わせて渋谷のタワレコで買ったのだが、何故、渋谷・・・?


あ!オリジナル・ラヴのAX公演の日(7/15)でした。

before LIVE

7/1のクラブクアトロのとき*2にも、2週間後のこの日のチケットは売りに出されていた。クアトロは満員御礼だったが、AXは、ややキャパが広いためか売り切れなかったのだ。しかし、今回は1度だけでいいと決めていたのでスルー。また、前日までチケットは売れ残っていたようだが、結局買わずにライヴ当日を迎えたのだった。
一方、AX公演には、かねてから、ブログ内のみで、古くからの友人のように(勝手に)付き合わせていただいていたkaz_mineさんが、仙台からわざわざツアー逆遠征*3するとのこと。急遽、終演後のファン同士の飲み会に混ぜてもらうため、ライヴ前日に、代表者の「さすらい」さんに連絡をとって快諾を得た。(さすらいさんには、今回のライヴ関連でいろいろとお世話になりました・・・)


さて、ライヴ当日の日中に(細かいことは割愛するが)これまたファンつながりの「あまの」さんが、残念なことに行けなくなってしまったとのことで、余ったチケットを現地受付で受け取れるよう手筈を整えていただくことになった。予想もしてなかったところから突然という意味では、棚からぼた餅なんて言葉もあるが、運がよかったというよりは、兎にも角にも、女神のようなあまのさんの好意によるもので、ただただ感謝。感謝してもし切れない。
かくして、開演数時間前に、ライヴに行くことができるという幸運に恵まれた。

LIVE

ところが、当初の予想通り、仕事が遅れて、職場を出たのは19時過ぎ。大急ぎでAXに向かい、夜の代々木公園前に煌々ときらめく「渋谷マッスルシアター」という、よくわからない施設の前で迷ったりしながら20時半近くになって到着。入ってみると中は人がいっぱいで、自分は、最後列の壁際の入口近くに陣取った。演奏していたのは、一番聴きたいと思っていた「ディランとブレンダ」で、これだけでも大満足だが、今回は、クアトロのときにやらなかったダブルアンコールの弾き語りも聴けてさらにお得な気分だった。
ただし、ライヴを見る場所として最後列というのは、結構微妙。周囲がのんびりしているので、「ノッてる」感が得にくいどころか、盛り上がっていないのではないかという気分に襲われたりした。さらに、陣取っていた1階席後方入口近くには、モニターでステージの映像が流れており、客観的になってしまう要素が多かったので、良い言い方をすれば、クアトロのときよりも、冷静に演奏(特に新曲の)を楽しんでいる自分がいた。田島貴男はじめバンドの面々は楽しそうにしていたので、それほど不安にはならなかったんだけど・・・。

after LIVE

LIVEが終わってから、会場前でkaz_mineさんに会った。これまで何度か経験していることとはいえ、リアルで初めて顔を合わせるというのは緊張する。念のため、考えうる最悪のイメージを思い浮かべておいた。(こうすれば、実際に会った印象とのギャップで気分がマイナスにならないのだ!)
が、会ってみると、清潔感のある外見かつ明るく礼儀正しい方で、若々しくもあり、落ち着いてもいる、という「いいひと」オーラが出まくりの人で驚いた。その後、さすらい人さんが取ってくれたAX近くの飲み屋に大人数で移動。


今回は、自分は、まさに「天の」恵みでのライヴ鑑賞(しかも途中参加)だったので、あまりはしゃがず、他の人の感想などを聞いていた。kaz_mineさんのオノロケ話(なかったでしたっけ?)とか・・・。
さて、控え目にしていた自分でも、これだけはファンの方に聞いておきたかったTシャツ問題*4について話を振っていると、さすらいさんが「あれ、木暮君じゃないか?」と店内に入ってきた人を指さす。そう、はたして、それは田島貴男の盟友・木暮晋也だった。そして、歩く先の奥のテーブルには、いつの間にか田島貴男+マネージャー?が陣取っていたのだった!!
こちらのテーブルの女性陣の数人が、果敢に本人への接触を試みるも、固く張られた結界(マネージャー?)に阻まれ、いずれも失敗したのだが、しばらくしてから、田島+木暮が、先に店を後にするときに、僕らに手を振って挨拶してくれた。
田島!いい人じゃないか!

after LIVE2

さて、AX公演の日に、初めてお会いした「はっぴい」さん。ギターと歌がハンパ無く上手いオリジナル・ラヴファンだという噂だけは聞いていたが、その後、その名演奏を聴かせていただく機会に恵まれた。なかっちさんプロデュースの「ザ・はっぴいディナーショー」だ。
ほとんど機械は無視して、ギター一本で弾き語りor伴奏というカラオケは初めてだったし、今後もそうは無いと思うので、田島貴男との遭遇と同レベルで貴重な体験だった。
最近、田島自身は「ブログ」*5と呼んだりすることもある、公式HP内の日記「voice」で、ことあるごとに、音楽の持つ肉体的な部分として「演奏」について強調する。自分は、楽器をやらないので、何となく頭で分かったような気になっていたのだが、この日、近くでギター演奏(田島貴男がライヴでは演奏しない、複雑なものも!)を見るにつけ、少しだけ、田島の説明する「音楽の楽しさ」の部分に触れられた気がした。仙台ジャズフェスのときもそうだったが、間近で楽器演奏を見るのは、いつもとは全く別物の良さがある。
大満足した宴の帰りは、方向が同じだったKuwaさんと、電車の中で、ひとしきり話した。
オリジナル・ラヴの公演を通して、また多くの人と会うことができた、しかも、その輪が広がってきた、というような話だったが、本当にその通り。いろいろときっかけを作ってくださっている、なかっちさんや、さすらいさんには、本当に感謝。また、今回のエントリで、特に名前を挙げていない方にも、いろいろと優しくしていただき、何だか幸せな気分。最近、流行りの言葉でいえば、ポカポカした気持ち*6になった。


願わくば、ファン層自体を広げることのできる新作を・・・!!!
(新作への期待については、また今度書きます・・・と言いながら1か月くらい経っている気もしますが)

after LIVE3

kaz_mineさんが、わざわざお土産に、ずんだ茶寮*7のずんだ生クリーム大福を買ってきてくれた。実は、ライバル商品の喜久福*8が大好きな自分にとっては全くノーマークだったが、食べてみると、ずんだ茶寮の方が、ずんだの味が濃くて美味しいかも・・・。家族みんなで大変美味しく頂きました!!

*1:特集テーマは「どこよりも早い ゼロ年代ソウカツ」⇒確かに早い!:http://www.fashionnews.jp/magazine/studiovoice/detail.php/264/

*2:この日の感想は多岐にわたっていますが、まずはコチラ⇒http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/20090704/OL

*3:通常はミュージシャンが地方に遠征するものなので、地方のファンが来るのは「逆遠征」ではないか、と思いました

*4:再度書きますが、唯一のツアーグッズであるTシャツのデザインに個人的に大いに不満があったので・・・

*5:厳密にいうならば、通常、コメント、トラックバックpermalink(記事ごとの固定リンク)が揃っているものをブログと呼ぶのが一般的。最低でもpermalinkは必要なので、実際にはvoiceをブログと呼ぶのは強引

*6:ぽかぽかの説明は省きます。『ヱヴァ新劇場版:破』を見て下さい

*7:実は、東京にも浦和にもあります→http://zundasaryo.com/html/home.html

*8:実は、こちらも関東にも多数店舗があるみたいです→http://www.ocha-igeta.co.jp/shop/shoplist.html