Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

イラク3邦人誘拐事件関連

夕方外から帰ってきていろいろ見ました。
きりがないので、一旦まとめます。

僕の今の気持ちはこうです。
もう少し勉強しなくては、センセーショナルな発言にばかり目が向いてしまって、正確な判断が出来ない。また、はてなダイアリーやブログでいろいろな人の意見を見て回るのは、自分自身の意見をはっきりするためであり、知識を深めるためである。
推理小説みたいに報道内容から判断される推理について頭をめぐらせるのは面白いことだが、それによって自分が育たない。岡本太郎が指摘するような本当の意味でのレクリエーション(再生産)とは程遠い。むしろ「果てしない消費」だ。
人質解放のFAXなどは、その内容がやはりおかしい。おかしいが、自分がどうこう考えても仕方ない。どんどん気分が沈んでくる。

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単純に、「本当のところはどうなのか」という興味でいろいろなHPを見ましたが、ここに来て、直接知っているわけでもない人への非難、悪意のある文章が増えてき、しかも自分がどんどん「自作自演」説などの意見に引き込まれていくのを感じて、何だかつらくなってきました。
かつて、僕は、2ちゃんねるへのイメージとして

文字情報の偏重と(通常は知り得ないような)他者の負の感情への共感が、掲示板利用者のマイナス思考や犯罪に走る傾向を増幅させているのではないか?という風に思ってしまう。(個人的な備忘録より抜粋)

ということを考えていました。
また、香山リカ

(患者は)ネットってすぐに鬱の気分が移るというんです。本当にネガティブネットワークみたいになってしまう。(『「愛国」問答』)

とも書いていました。
しかし、これから僕たちはどういう知識を得て、考えていかなくてはならないのか、それを探っていく。そういうポジティブネットワークの場として、はてなダイアリーやブログ等が利用できる可能性もあると思います。
そういう意味でid:seijotcpさんのはてなダイアリーのスタンスには共感します。