Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

タイミング

小泉訪朝については、今の段階では判断が難しいというのが一般的な見方なのかもしれない。しかし、首脳会談の結果を全体として評価する人が60%以上という各新聞社の世論調査の結果は本当に意外。
冷静に振り返ってみれば、期待が高すぎた故の失望だともいえる。確かに「成果」はゼロではないし、小泉首相以外の誰がやっても、高すぎる期待にはこたえられないかもしれない。
ただ、「準備不足」との指摘に代表されるよう、問題は、訪朝の「タイミング」にあると思う。今回の訪朝前後は、テレビに重村智計教授(拓殖大学)が出ずっぱりだったが、話に非常に説得力があり、興味深く聞いていた。少なくとも訪朝に同行し、週末いくつかのテレビ番組をはしごした山崎正昭氏の数倍は信頼できるように感じた。
重村教授は、当初6/30の予定だった訪朝時期について、北朝鮮側の都合で時期が早まり、日本政府側の要望でさらに早まり5/22になったとしている。そして、政府側が時期を早めた理由として(1)小泉首相自身の年金問題(2)サマーワの事態悪化による自衛隊の問題(3)反小泉勢力による小泉訪朝の妨害を避けるための抜き打ち訪朝の3つを挙げていた。(先日の報道2001だったと思う)
いずれも日本国民の問題というよりは、小泉政権の問題であるように見える。また、訪朝時期については、外務省も関与しておらず、首相に近いごく一部の人間だけで決定したようである。
5/22訪朝に対する成果は、「あの程度」でOKなのかもしれないが、そもそも前提条件として訪朝日程を「5/22」「日帰り」で、90分の短時間で急いで行う会談であったかどうかに疑問が残る。そこら辺の「決め」も何故、少人数しか知りえない中でやらなくてはならないのかよくわからない。時間が過ぎて、そこら辺が早く明らかになってほしい。

また、今回の訪朝に関連して「冬のソナタ」が一週遅れてしまった。ハングル語講座の、冬のソナタコーナーでは、これまで直前に放映された回のシーンが紹介されていたが、これで、「詳しい次回予告」に変わってしまった。楽しみが減るので、次回訪朝は、ハングル語講座のある火曜日にして、サイクルを元に戻してください。

タイミングといえば、やはり発表のタイミングがよくわからない。一年後だよ。何故?