Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

懐かしい福岡へ

月曜日は会社の用事で福岡へ。
僕は小中学校の5年間、福岡市に住んでいたので、非常に懐かしい。
早い時間に空港に着き、会社の用事は午後からだったので、通っていた小学校、中学校の付近を巡る。(大濠公園の近く)
17年ぶりに訪れたが、町並みは思っていたほど大きくは変わっていなかったように思う。ただ、当然、かなり変わった場所もあった。家の近くにあったドブ川が丸々なくなっていた。*1
以前、上司に「子供時代に見たものは、実際のサイズよりも大きく記憶しているものだ」と言われたが、住んでいた家の前を走る道路を見て、まさにそれを実感した。こんなに小さな道路だったのか・・・。
変化していくさまを常に見ている場所ならば、記憶も、現実に合わせて調整していくことになるが、見ない時間が長く空くと、記憶は「結晶化」していく。今日見た風景も、既に結晶化してしまった記憶には勝てず、また忘れてしまうかもしれない。
 
午後から夜にかけて会社の用事と飲み会を済ませて、9時から小学校6年生時の同級生3人と(残念なことに男4人で)飲んだ。
うち二人は高校卒業時の同窓会以来なので13年ぶりくらいだが、見た目が全く変わらない。多少太った程度か。
昔話に花が咲き、久しぶりに同窓会を、という話も出た。
が、大人数いると、気を使う、というか心を開いて話せないたちなので、昨日のように4人程度で話すのが一番気が楽だ。
ちょっと話はずれるが、僕は、少し大人数の飲み会のときに出る「盛り上がらなくてはいけない」オーラ(圧力)が苦手だ。カラオケは大好きなのだが、大概の人が「盛り上がる道具」と思っているため、そういうオーラが出やすいのが困りものだ。僕は、好きな歌を気持ちよく歌ったり、そうしている他の人の歌を聴くのが好きなので、好きでもないのに、盛り上がりそうな曲を選ぶ人を見ると「それは違う」と言いたくなる。その歌を好きで、気持ちよく歌えていれば、知らない曲でも伝わるものだ、と思う。下手でも気持ちよく歌えている人の曲はいいものです。そうは思いませんか?
閑話休題。クラスメイトの話をするが、結構地元にいても会わない人は全く会わないのだそうだ。同窓会を開こうと、過去の名簿や共通の友人に当たっても、行方知れずになってしまう人も多いと聞く。前回の同窓会は20人集まったと言うが7年前のことだそうで、今集まれば十数人というところか・・・。
とはいえ、10年以上間をおいても、それほど変わらない、というのはちょっと怖いものだ。あと10年も経てば自分も41歳。そして21から31の10年は、結構あっという間だった。小沢健二『ライフ』から11年。エヴァンゲリオンテレビ放送開始から10年。だめだだめだ。考えない。
 
今朝の飛行機で帰ってきた。また現実世界に戻ってきた感じだ。夜は、家でやまやの明太子を食べた。

*1:正確には「川」ではなく「雨水排水路」。暗渠になったのだった。