Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

何故PK戦をしない!

激怒した。メロスじゃないが激怒した。*1
基本的にスポーツ観戦が得意でない自分としては、生涯初めて高校野球を一試合通してテレビ観戦した。本日行われた決勝戦駒大苫小牧vs早稲田実業の試合だ。
知識もないので、試合については何も言うまい。素晴らしい投手戦だった。
大会規定で延長戦は15回まで、というのを聞いて、まあ、長くやっても仕方ないし、と簡単に考えていた。
しかし、15回の裏、駒苫田中君が見事なピッチングで最後のバッターを抑えた直後にサイレンが鳴るのを聞いて耳を疑った。
何故、PK戦をしない?
冬に見る選手権では、延長戦で勝負がつかなかったらPK戦をやるので、てっきりそうなると思ったら、試合は終了。
それだけでなく、決勝まで連戦を続けてきた選手に「翌日再試合」という、どう考えてもあり得ない展開が次に待っていることを知り、大会運営者の人間性を疑った。
自分がこれまで漫画から学んだことによれば、高校野球で燃え尽きた投手は肩を壊して取り返しのつかないことになる。(そして利き腕とは逆の腕で復活する。)
大会運営に携わる者は、危機管理のために当然読んでおくべきだろう。

それにしても、明日再試合をして「決着」をつけることを、誰が求めるのだろうか?
応援している側としても、少しでも選手のことを思えば、「明日の試合が楽しみです」などとはとても言えない。
亀田の試合に憤った日本国民は、今回のことにもっと怒ってもいいと思う。
常識的に考えて、これは絶対におかしい。
素人意見で申し訳ないが、基本的には、両校優勝がベストの形。どうしても勝負をつけたかったら、PK戦しかないじゃないか。もしくは野球盤だ。百歩譲ってパワプロでもファミスタでも燃えプロでもいいが、翌日再試合は、あまりに馬鹿げている

*1:太宰治走れメロス』は「メロスは激怒した」で始まる。にほんごであそぼで得た知識だが。