Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

桂枝雀落語大全第七集

枝雀落語大全(7)

枝雀落語大全(7)

解説本がものすごく詳しく、著名人によるコメント2ページ、それぞれの噺について、識者による解説が2ページ+文字起こしがついている。
第七集は町田康がコメント。

くしゃみ講釈

八百屋で胡椒を買うシーンで、胡椒を思い出すために「八百屋お七」を一段全部演じてしまうシーンが大爆笑。
講釈は、枝雀の名口上が堪能できるが、歴史の基礎知識がないため内容はよくわからなかった。淀君や秀頼が出ているので、大阪夏の陣かな。

鴻池の犬

鴻池の犬の弟が「病犬(やまいいぬ)」ということで、追い出されてしまうエピソードが泣ける
今回聞いた4つの噺は、オチが弱いものが多いのだが、これもそう。枝雀の語り口調が面白いこともあり、全体を通して楽しく聴けるのだが、オチは「あれ?」という感じ