Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

キャラづくり

少し前から気になっていたのだが、よう太は何かと「キャラ」をつくっている。
例えば、散歩中に犬が向こうから近付いてきたら、台詞を読むように「わー!よう太の大嫌いな犬だあー」と言って、避けようとする。漫画なら、両手をあげたポーズで足がぐるぐるになって逃げている感じだ。
また、明らかにドラえもんの影響だが、「よう太はどら焼きが大好きなんだ〜っ」と言って、どら焼きをねだったのに、全部食べ切れないで残す。(もともと食が細い)
どちらも害は無いのだが、動物好きの方が子どもらしいと思うので、犬嫌いについては注意した。すると「ホントは、そんなに怖くないんだけどね・・・」と言っていたので、無意識でやっているのではなく、意識して「キャラ」をつくっているようだ。
5歳くらいの子どもはみんなこんななのかな〜と思って自らを振り返ると・・・ありました。「キャラづくり」の思い出。


小学校に行く前だったので、おそらく、今のよう太と同じ5歳くらいのとき。その頃、散髪は、いつも近所の床屋に行っていた。4個入りのフーセンガムをもらうのが楽しみだった。
親の意向なのか、2つ下の弟とそろって、髪型は、いつも坊主(5分刈り〜スポーツ刈り)。
それに飽きたのか、ある日、こんなことを言って親と床屋のお兄さんを困らせたのだった。

「Qちゃんの髪型にして!」

Qちゃんと言っても、高橋尚子では無い。「あのねQ太郎はねー あたまに毛が三本しかないんだよ」のQちゃんだ。
床屋のお兄さんは、頭頂部の髪を数本輪ゴムで止めてからいつものように頭をバリカンで刈っていった。そして、無事、Qちゃんカットが完成したのだが、何だか思い通りにならなかったらしく、Qちゃんカットはその場で断念。泣く泣く、いつもの五分刈りに直してもらったのだった。


何だか、「自分は“これ”なんだ!」という強い特徴が欲しかったんだろうなあと思う。
今でも欲しいもんなあ。
オバQカットでは無く・・・。