Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

Stevie Wonder『Conversation Peace』

CONVERSATION PEACE

CONVERSATION PEACE

これは驚いた。
確かに聴いた記憶はあったが、自分が、普段ほとんど聴かない洋楽のアルバムを、ここまで聴き込んでいるとは思わなかった。『Key of Life』と同じくらい聴いているかもしれない。それほど馴染みのメロディばかりだった。
だから贔屓してしまうが、こればスティービーの中でもかなり傑作の部類に入る。曲調もジャンルもバラエティに富むし、僕の中では3部作よりも上位におきたい。
ということで、一曲ずつとりあげる必要もなく、全曲が素晴らしい。
(これは、逃げではない。本当に素晴らしいのです)
〜〜〜
ところで、このアルバムは95年発表。
自分がスティービーのアルバムを過去に渡って追っかけたのは、どうもちょうど10年前の96年頃のよう。『Conversation Peace』も、当時の最新アルバムとして聴いていたわけだが、マイブームが訪れたきっかけは、タワレコのフリーペーパーだった。
今では熱心ではなくなったが、あの頃は、タワレコのフリーペーパー「bounce」をよく読んでいた。特にお気に入りだったのが、音楽界の偉人と、影響を受けたアーティストを紹介する「people tree」のコーナー。
先ほど運良く見つけた切り抜きを見ると、96年8月号がスティービー・ワンダーの回だった。
最終ページにある「耳で聴いたピープル・トゥリー」の樹形図では、影響を受けたとされる28組のミュージシャンが紹介されているが、一人だけ日本人のミュージシャンがいる。

田島貴男  天才少年(青年?)

写真は『風の歌を聴け』のジャケ。
確かに、あの頃のオリジナル・ラヴは、もっともスティービー・ワンダーをイメージさせる音楽をやっていたかもしれない。
そうか、自分もオリジナル・ラヴのファンを10年もやっているのか・・・と今さらながら気づいた。
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余談が長くなったが、スティービーといえば70年代と思っている人に是非聴いてほしいアルバム。

シリーズこれまでとこれから

発表年 アルバムタイトル 備考
- 20 Classic Hits/Love Songs 63〜71年のベスト。日本版は「Stay Gold」(83)収録
1972 Music Of my Mind
1972 Talking Book 3部作その1
1973 Innervisions 3部作その2
1974 Fulfillingness'First Finale 3部作その3
1976 Songs In The Key Of Life 一般的にも個人的にも最高傑作
1979 Journey Through The Secret Life Of Plants これは未聴
1980 Hotter Than July キング牧師に捧げられたアルバム
1982 Original Musiquarium ベスト盤+新曲4曲
1984 The Woman In Red 「心の愛」収録
1985 In Square Circle 「Overjoyed」収録
1987 Characters これも未聴
1991 Jungle Fever スパイク・リー監督映画のサントラ
1995 Conversation Peace これは聴いておけ的傑作
2005 A Time To Love 最新作にして大傑作