今週も少し遅れ気味ですが、続けることに意味があるので。
小麦価格が高騰(26面・ニュース入門)
- 【ステップ1】そもそもは
- 国際的な指標は年初と比較して8割高で史上最高値
- 国内では、農水省の製粉会社への売り渡し価格が4月に1.3%、10月に10%増。
- 【ステップ2】どうして
- 【ステップ3】これからは
- 高止まり(もしくは上昇)傾向が続く見通し
これについて、東京農業大学の八木教授は国産小麦へ目を向ける必要があるとし、(1)品種改良(2)農地の効率的な利用を掲げる。後者は、農地集約・規模拡大での効率化、コメと麦との二毛作の促進を意味するが、この理屈が、日本国内でどの程度実践可能な状況なのかはよくわからない。むしろ、コメ原理主義?的に、小麦よりももっとコメを食え、というのが正解のような気もする。
ただし、スーパーで買い物をするときによく見てみると、国産小麦を用いたスパゲティなども少しだけ高価ながら、実際に売られていることを知り、国産小麦のひと頑張りで、国内価格は少し落ち着くのかも、と感じた。
フィルムに描く−映画監督・黒澤明(4)(19〜20面・美の美)
『夢』『影武者』『乱』の画コンテとされる3枚の絵が、映画の写真と並べられているが、ものすごい迫力。横尾忠則が「これはかなわん。素人の絵じゃない。」と語ったとされているが、さもありなん。
画集の方は二種類あるようだが、入手はできないまでも、図書館などでパラパラと眺めてみたい。それより何より映画を見なくちゃ。
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小沢氏、盧大統領に似るか(2面・風見鶏)
変な論説。出だしと結びは以下のとおり。
時の流れは速い。記者は気が早い。東京に駐在し、東アジア全域を見る特派員から気の早い原稿を読まされた。(略)見出しは「小沢政権近し」。
(中略)
こんな特派員がいたとしたら・・・・・・。どう思われますか。
ということで、仮定に仮定を重ねた冗談話ですよ、という言い方を過剰なまでにしているのは、別に小沢政権を望むわけじゃないよ、という言い訳なのだろうか?
タイトルとなっている小沢一郎と韓国の盧武鉱(ノ・ムヒョン)大統領の似た点は
- 反米機運を追い風にする
- 外交姿勢は「法律家・道徳家的アプローチ」、あいまいさを嫌う。
- 国内メディアとの関係に緊張をはらむ
タイミングにもよるが、早い時期に解散総選挙になれば、民主党政権もありえないわけではないのかもしれない。ただし、今回の自民党総裁選もそうだが、選挙だ、改革だ、とお祭り騒ぎになればなるほど、進めるべき政策はどんどん後回しになる。政治ビジョンは聞き飽きたので、もっと、国民にどの程度の痛みを強いるのか(消費税や年金改革、医療・福祉の問題)、の話をまじめにやってほしい。