Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

留学する友人へ

今日は、7月から2年間米国に留学する友人を囲む会(寿司食べ放題)があったので上京。
帰りの新幹線の中で、僕自身が留学したと仮定して、留学生活に何を求めるか考えてみた。大学での勉強自体は、むしろ日本語で学んだ方が効率的だから、それ以外だと、次の3つになるだろうか。

  • 日本を知る:ベネディクト、ウォルフレ*1のように、外から見たほうが日本の本質がわかるものなのかもしれない。
  • 米国を知る:何故米国留学なのかといえば、やはり米国が良くも悪くも世界一の国際的な影響力を持つ国だからだろう。また、日本にとっての「外国」といえば、やはり米国だ。*2最近、理解に苦しむことも多い、「米国の論理」や国内の「雰囲気(世論)」は現地で生活しないと実感できないだろう。ただし、これから急速な人口減少社会(超高齢社会)に入る日本と、未だ成長を続ける米国とでは、国の状況が大きく異なる。したがって、施策よりも合意形成の方法の方が学ぶべき所が大きいのかもしれない。
  • 人を知る:僕には外国人の友人はいない。日本は外交音痴といわれるが、それは日本人が外国人とうまく付き合えないからかもしれない。いろいろな国から来る仲間との付き合いは、日本人間のコミュニケーションでは得られないものが多いと思う。労働力も激減していくわけだから、日本一国で全てができるわけではなく、分野によっては、他の国に任せる必要も出てくると思う。*3そんな中で、米国以外の周辺国*4との付き合いがうまく行くに越したことは無い。

僕は、留学しないけど、実際に2年経ったあと振り返る「あの頃の未来」が、今描いている2年後の自分に負けないように、日々暮らしていく。2年間という時間は、留学する友人と同じだ。

*1:えらそうに書いたが、恥ずかしながら未読。

*2:わたおにでは海外というとハワイかニューヨークだと言います。

*3:何故、ロケット打ち上げに何度も失敗するのかわかりませんが、不得意分野からは撤退してもいいと思う。農業を除く。

*4:マレーシアのマハティール元首相が「いい若者が髪を金色に染め、遊びほうけているようだから、日本は何年も不況から脱出できないのだ」と日本を反面教師として注目していると発言したのは有名な話。アジアの中でも見捨てられるような国では困る。