- 作者: 田中圭一
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 2007/05/29
- メディア: コミック
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帯には「訴えないで!!お・ね・が・い」とあるが、これは、『神罰』の帯「訴えます!(手塚るみ子)」を意識しているのだろう。一匹目が本当に売れたかどうか知らないが(笑)、二匹目のドジョウを狙ったもののようだ。*1
インパクトはやはり、直接的なタイトルが衝撃的な「局部くん」が収録された『神罰』の方が強く、本書(Comicサイテー)は、収録された漫画はそれぞれに面白いものの、全体としての衝撃度は低い。
- 作者: 田中圭一
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2002/08/01
- メディア: コミック
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しかし、この本の売りは、漫画以上に、オタキング岡田斗司夫との対談。
新宿ロフトプラスワンでの対談の模様を文字に起こしたものだが、テーマが凄い。
曖昧に書くが、何というか「ひとり遊び」というか、その「ひとり遊び」の方法や妄想について語り合うという、通常ではあり得ないテーマ。少なくとも常人には、このテーマで、長時間語るのは相当厳しいだろう。(笑)言うなれば、マス・コミュニケーションという言葉がぴったりくるテーマかもしれない。*2
こういうものを読むとつくづく思い知らされるが、本当に、物書きの妄想力=空想力にはとても勝てない。得意不得意があるとはいえ、ここで二人が披露し合うエピソードは、自分にとっては想像を絶する。田中圭一の方は、そういった妄想が、それとなく作品の内容に反映されていたりするので、やはりアイデアの源泉となっているのだろう。
と、遠まわしに書いたが、相当にくだらないにもかかわらず、二人の凄さがわかる対談。岡田斗司夫が、バナナを持って「何か」を説明しようとしている写真には大笑い。しかも角度を変えて複数。
なお、岡田斗司夫は、話題になった『プチクリ』も『フロン』も読んだことがないのだが、小飼弾さんのところで、新作がべた褒めされているようなので、こちらは是非読んでみよう。
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 新書
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参考(過去エントリ)
追記
その後、タイミングよく、小飼弾さんのところで『Comicサイテー』の書評がUPされたのでトラバを送っておきました。