Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

日経概観10/21(日)

週一回の自分のための勉強コーナー。
下に取り上げた他にも注目記事があったが割愛。

  • 北極圏 資源争奪ゲーム/氷縮小、沿岸国走らす(7面・世界を読む)
  • 膨らむ外貨準備/運用巡り議論も(28面・ニュース入門)

イラク、イラン、シリア、パキスタンなど中東関連については、もっと勉強が必要。

「景気拡大」なお8割(1面)

G7声明 世界経済の減速懸念(1面)

日本経済新聞社20日まとめた「社長100人アンケート」によると、「景気が拡大している」との回答が79%を占めた。ただ8月の前回調査からは8ポイント低下し、2年半ぶりに80%を割った。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付き問題や資源高による減速懸念が出ている。一方、キリンホールディングス協和発酵の買収に動くなど業界再編が加速していることを、9割超が前向きに評価した。

【ワシントン=西村博之】日米欧の7カ国(G7)による財務相中央銀行総裁会議は19日午後(日本時間20日朝)、米住宅問題や原油高が世界の経済成長を減速させるとの懸念を明記した共同声明を採択し閉幕した。金融市場の不安定はまだ続くとして注視する姿勢を強調。

実際、経済のことは*1よくわからないけど、見出しだけ見ると逆のメッセージが一面に並んでいる感じ。
結局、翌日の本日月曜日は、こんな状況になっているが、短期的な状況ということだろうか。それとも、日経平均株価の上下と景気の拡大縮小には相関がない?

22日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。終値は前週末比375円90銭(2.24%)安の1万6438円47銭だった。終値での1万6500円割れは9月26日(1万6435円)以来、約1カ月ぶり。前週末19日の米株式相場が経済の先行き懸念から急落したことを受けて、朝方から幅広い銘柄に売りが先行。外国為替市場で円相場が一時1ドル=113円台半ばまで上昇したことも嫌気され、一時は下げ幅が549円まで広がり1万6300円を割り込んだ。ただ、後場には円高が一服。日経平均の値ごろ感が強まったこともあり、後場には銀行株の一角などを買い直す動きが広がり、相場全体でも下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)も大幅続落。

有機栽培 紛らわしい表示/JASマーク確かめて(10面・健康)

タイトルに「紛らわしい」とあるのは、「無(減)農薬」「無(減)化学肥料」などの表示も多いことから。記事の主な内容は以下の通り。

  • 有機栽培」は、「土壌への環境負荷を低減した栽培手法で化学肥料や農薬を使わない」というものだが、JAS法で認定されるには厳しい条件がある。(野菜全体の0.18%)
  • これに対して、「特別栽培」はJAS法で定められたものではなく、取得のためのハードルが低い。ただし、「無農薬」「減農薬」などの記載は認められない。
  • 有機栽培だからといって、通常栽培と栄養価に違いはなく、健康面での利点はそれほど多くない。「環境と人間の共生の実現」が第一の目標。

つまり有機栽培のハードルは高く、高度に管理された栽培環境が必要。小規模農家であれば、農薬を使わざるを得ない、ということなのだろう。さらには、適度な農薬であれば人体への影響もほとんどない、ということで、記事の主旨からは外れるが、「有機栽培をありがたがるのもほどほどに」ということがわかった。
確か、『美味しんぼ』でも、有機栽培に対する疑問という観点での回があったような記憶があるが、その美味しんぼでは、今週号から、『食品の裏側』の著者である安部司本人も出演して、食品添加物の話が始まった。次回も楽しみ。

探偵ファイルの上記記事を見る限りでは、『美味しんぼ』は無農薬推奨派のようだ。なお、記事の主旨については、既に美味しんぼは「そういう作品」として読んでいる人が多い以上、そこまで目くじらを立てることもないような気がする。*2

*1:正確には、経済のこと「も」よくわからない

*2:美味しんぼ』が「そういう作品」であることについては、Wikipediaの「その他」欄などを参照のこと。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E5%91%B3%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%BC