Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

よしながふみ『きのう何食べた?』(1)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

あ、そうそう
史郎さんそれから ずっと訊こうと思ってたんだけれど
あなた 自分が同性愛者だって事 職場の方達にはきちんと「カミング・アウト」したんでしょうね!?
きちんと お言いなさい!!
同性愛者なのは ちっとも恥ずかしいことじゃないのよ!?
(主人公筧史郎(43)に理解があるのかないのかよくわからない、少しずれたお母さんが電話口で)

「ノンケの男の美貌なんてはかないもんよ あいつらその美しさをキープしようって気が全然無いんだもんなあ〜」
「けどそういうノンケのゲイっぽくないところに叶わぬと知りつつ恋しちゃうのもゲイなんだよね〜」
(史郎と同居人矢吹の会話)

よしながふみなので、どんなにすごい漫画かと期待していたら、予想外の「レシピ漫画」?ストーリーも、あれほど密度の高い『大奥』とは対照的に淡々と進む。
ただ、2度目、読みなおしてみると、感想は『大奥』『フラワーズ・オブ・ライフ』と同じ。
登場人物が生きている。
(上に一部引用したが)セリフも、ゲイという設定を生かすというよりは、「彼ら」が自然に喋っている感じだ。ストーリーが面白くて読む、続きが気になって読む、というよりは、作中の登場人物に会いたくて読みたくなる漫画だ。
書き文字が多用されるのは、レシピ部分など、よしながふみ自身のエッセイ的要素が強いからかもしれないが、それも全体的な軽さとあっている。
特に、自分で料理&買い物する人には一粒で二度美味しいはずのオススメの漫画。
〜〜〜
さて、この漫画の感想は、作品中のレシピ通りに一品つくってから上げようと思っていたが、ちょっとその機会はなかった。
昨日、久し振りに料理をしたので、その写真を。

といっても、玉ねぎを切った以外は、(ミックスベジタブルと鶏挽肉なので)ただ混ぜて炒めただけなのですが・・・。
見た目はダメそうですが、家族は、一応美味しいと言ってくれました。ようたは食べ物に対して保守的なので、3口食べたあと、ふりかけごはんを食べてました。

参考(過去日記)