Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

メリーさんの羊

義父の運転する車内で、童謡CDを聴いていると、よく知る曲に、あまり知らなかった歌詞がついていることを知る。


メリーさんのひつじ
メェメェひつじ
メリーさんのひつじ
まっしろね

どこでもついていく
めぇめぇ
ついていく
どこでもついていく
かわいいわね

あるとき学校へ
学校へ学校へ
あるとき学校へ
ついてきた

生徒が笑った
アハハアハハ
生徒が笑った
それを見て

先生はかんかんに
おこっておこって
先生はおこって
追い出した

メリーさんは困って
困って困って
メリーさんはしくしく
泣き出した

泣き出したままじゃダメじゃん!
とすかさず突っ込みたくなるまま、余韻なく曲は終了。
まさか、ただのイジメ賛歌?
〜〜〜
少し調べてみると、直訳は以下の通り。

《直訳》 ※ くりかえしは省略しています
メリーさんは子羊を飼っていました
その毛は白くて、雪のよう

メリーが行くところにはどこにでも
必ず羊はついていきました

ある日 羊はメリーの通う学校へついていきました
でもそれは校則違反でした

子供たちは笑い はやしたてました
学校にやってきた羊を見て

すぐに先生に追い出されましたが
それでも子羊 そばでうろうろ
しんぼうづよく待っていました
メリーが姿をみせるのを

どうして羊さんはそんなにメリーのことが好きなの?
興奮した子供たちは叫びました

それはメリーが羊さんを大好きだからよ
と 先生は答えました

すごく安心できる結末で胸がすっとしました。
日本語詩と比べると、途中までは近いが、ラストが大違い。
日本語版は、最後に訳者が嫌になっちゃったに違いない。