Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

オリジナル・ラヴ『街男 街女』ツアー、11/12、ZEPP仙台

さて、昨日の日記(11/11)の予想の結果がどうなったか、正解をどうぞ。

  1. R&R
  2. こいよ
  3. Body Fresher
  4. ふられた気持ち
  5. 恋の彗星
  6. 接吻
  7. The Rover
  8. 朝日のあたる道
  9. (田島一時退出) 松本健一のサックスソロが格好良いインスト曲
  10. 銀ジャケットの街男
  11. 築地オーライ
  12. 沈黙の薔薇
  13. 死の誘惑のブルース
  14. 赤い街の入り口
  15. セックス&ドラッグ&ロックン・ロール(イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのカバー)
  16. Yen
  17. 夜の宙返り
  18. ひとりぼっちのアイツ
  19. 或る逃避行
  20. 鍵、イリュージョン

encore1

  1. GOOD MORNING GOOD MORNING
  2. Jumpin' Juck Jive
  3. ブギー4回戦ボーイ


encore2

  1. なし(残念)〜9時10分頃、残っていた客も皆追い出される

舞台の中央に無造作にハンガーにかけられた銀ジャケット。オープニングは『銀ジャケットの街男』なのか・・・。
しかし舞台に上がった田島が着ていたのは赤いジャケット。そして驚きのオープニング曲は、オーラス候補の一つと考えていた「R&R」。ただ、開演前に場内に流れていたのは、予想(美空ひばり系かと予想)に反して、エルヴィス・プレスリー*1で、そこからの流れという意味では自然ではあった。
2曲目、3曲目に行っても、肝心の『街男 街女』収録曲が流れないのを見て、ブライアン・ウィルソンの『SMiLE』や『PET SOUNDS』ツアーのように、アルバム一枚再現するつもりなのだろうか、と流れを予想。しかし、選曲がどう考えても終盤のもので、盛り上がりは最高潮。
さて、「朝日のあたる道」で田島貴男は一時舞台の袖に引き、インスト曲。
一休みした田島は舞台に戻るなり、中央の銀ジャケットを指さし、客を煽りに煽って、遂に羽織った!ここから『街男 街女』セクションのスタート。
曲順は微妙に変えているがA面B面は変えず、間にカバーを挟む。カバー曲は知らなかったが、乗りやすい曲。ラストで田島貴男がサックスを演奏。想像通り、予想は全く当たらず・・・。本編ラストは、当然、「鍵、イリュージョン」。涙。
アルバム曲を全曲聴いてみて、印象は、CD時とほとんど変わらなかったが、「Yen」は結構見直した。「ひとりぼっちのアイツ」は、今後何年も演奏し続けられる名曲であることを実感。唯一、自分の中で消化しきれていない「死の誘惑のブルース」では、田島が上田禎のシルクハットを被って怪しい雰囲気を演出。やはりよくわからない。
さて、アンコール一曲目は、予想外の曲。これはこれでよかったがベストな選曲なのかちょっと疑問。「JUMPIN' JACK JIVE」は、途中の観客との掛け合いの部分で、「ジングルベル」を要求。これは結構面白かった。ラストは「ブギー4回戦ボーイ」って、これもオープニングの定番なので、今回のライヴは、オープニングとエンディングが「逆さ」だったのでした。
   
今回は、髪型が大幅に変わった(!)せいか「くし」のアクションも無く、木暮晋也は目立たず。逆に目立ったのが上田禎。僕は、この人がツアーメンバーになってから初めてのライヴだと思うが、ピアノ、ギター、4回戦ボーイのピコピコ等、前に出る場面が多かっただけでなく、独特の存在感を持っていた。サングラスで顔がよくわからないが、イメージとしては、TBSの土井敏之アナ。ベースの鹿島達也と一緒にやっているのがepoch(http://www.epoch-web.com/index.html)ということで、ちょっと気になります。
さて、総合的な感想はと言うと、これは難しいのだが、仙台でのライヴとしてはイマイチだった。一つには、客の入りがあまり良いとは言えなかったということがある。(2階席は設けられなかった。席は固定のパイプ椅子で14×27=378。)そのせいか、ノリも最高とは言いがたがった。別に客層のせいにするわけではなく、『踊る太陽』ツアーは非常によかった*2ことを考えると、パイプ椅子のせいにしたくなる。岡村靖幸の公演のように、『街男 街女』セクションの前は、完全に幕を下ろすくらいの勢いがあっても良かった。休憩時間はパイプ椅子に座って休んで、幕が上がると、田島貴男以下、全員が着替えて(鯉口、雪駄)再登場みたいな演出があったらなあ・・・。また、後半部は、アルバム収録曲順を律儀に守るべきだったと思う。そこら辺が少し中途半端になってしまった印象を受けた。
選曲は、やはり『踊る太陽』ツアー時の椎名林檎級のもの*3を望みたい。また、アンコール一曲目は、個人的には「GOOD MORNING GOOD MORNING」ではなく「Tender Love」。
ただ、田島貴男の歌は、また上手くなった。「R&R」は、マイクの調子のせいか、うまく声が出ていない気がしたが、その後は全開。「ふられた気持ち」最高。田島ダンスは、なぜか開脚系の動き(土俵入りみたいなポーズ)が多かった。前からあったっけ?
と、いろいろ書いたが、特にアルバムが好きな人は大いに期待して良いライヴでした。
そういえば、舞台の背後の「Original Love」の電飾があったのですが、どう見ても「Oriqinal」になっていました。何なのでしょうか?ミスなのかわざとなのか、少し気になります。

*1:1時間の待ち時間で2週目もかかっていたので、40分程度のベスト版。多分、ここら辺だと思う。→ASIN:B00005EKLB

*2:もしかしたら、東京組がチケットの余っている仙台までわざわざ繰り出していたのかも。

*3:多くの人が知っている名曲。例えば松田聖子Sweet Memories」などはどうか?