Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

最近聴いた音楽いろいろ

風をうけて
木曜日、テレビを点けたら、2年振りくらいに「うたばん」に遭遇。ちょうど上戸彩が歌っていたのだが、この歌はイイ。歌詞も快く(うるさくないくらいに)韻を踏んでいるし、前向きな歌で、メロディもわかりやすい。積極的にアイドルポップスを聴くわけでないので、よくわからないが、近年で1、2を争うくらいの出来ではないか?
・・・と一聴して、かなり褒めすぎな感想を持ったあと、調べてみれば曲提供はケツメイシ。実は、椎名林檎を聴いたきっかけも広末涼子だったということで、入り口がアイドルなのは自分にとっては定番ルート。そろそろちゃんとケツメイシを聴く時期かも知れない。

  • YUKI『joy』★★★★☆

joy
実は6月頃からずっと聴いている作品。YUKIは、1st『PRISMIC』の「惑星に乗れ」が好み過ぎて、デジタルな匂いの少ない2ndは、ほとんど聴かずに放っておいたのだが、この3rdアルバムは楽曲、歌詞ともに最高。
喜怒哀楽、特に幸せの裏側にある哀しみが繰り返されるのは、YUKIの歌詞の特徴だろう。誤解を恐れずに言えば、とても女性的で、僕が好んで聴く男性シンガーソングライターは誰もこのような歌詞は書けない。
リリース後に悲しい出来事があったが、本人はそれを乗り越えて、ツアーもやったしシングルも次々に発表している。タフな人だと思う。次回のツアーは是非行ってみたいなあ。

  • YUKI『COMMUNE』★★★☆

Commune
で、『joy』が良かったので、再度2ndも聴き直した。歌詞はやっぱり素晴らしい。
ただ、『joy』が良いのは、楽曲、歌詞だけでなく構成(特にラスト)だったのだが、これには、その良さは感じなかった。それ以外、物足りなさを感じるのは、やっぱりデジタルっぽい曲が少ないからか?
サイケな感じの9曲目「ファンキー・フルーツ」の歌詞に「L!O!V!E!」と入るところが何となく、名作「恋人は心の応援団*1を思い起こさせてぐっと来る。

Lust
ときどき勉強中に聴いていたのがコレ。
基本的に、歌詞がないから勉強中に聴いていたのだが、唯一歌詞のある5曲目『owari no kisetsu』(細野晴臣の「提供曲」だと思っていたら「カバー」とのことですね)が、21世紀のはっぴいえんど的でいい。
その他全部インストなので、うまく言えませんが、エレクトロニカというジャンルということで、ASA-CHANG&巡礼。ほど突き抜けすぎていないし聴きやすい。こういうの好きです。

  • VA『Cafe Apres-Midi Roux』★★★★☆

カフェ・アプレミディ・ルー
友人のatnbがミュージックバトンで取り上げていた*2ので、カフェ・アプレミディシリーズに再度トライしたところ、名曲ばかりでびっくり。有名曲もあるけど、バランスがよく飽きずに通して聴ける。
ツボ曲は、
01.I DON'T KNOW WHAT TIME IT WAS (Rodgers-Hart) Tony Hatch
02.ONE NOTE SAMBA (Jobim-Mendonca-Hendricks) Barney Kessel
03.THE NIGHT WE FLEW OUT OF THE WINDOW (Veis-Veis) Fantastic Something
05.SPRING SONG (Linda Lewis) Linda Lewis
06.HAVEN'T WE MET (Ruth Batchelor-Kenny Rankin) Kenny Rankin
07.GOODBYE, COLUMBUS (Jim Yester) The Associatio
08.WITCHI TAI TO (Jim Pepper) Harpers Bizarre
09.DOWN IN BRAZIL (Michael Franks) Michael Franks
11.EDEN ROCK (Altman-Gallway) The Fifth Avenue Band
16.RIDE THE WIND (Jesse Colin Young) The Youngbloods
20.I KNOW SORROW (Ned Doheny) Ned Doheny
なんか、ほとんど挙げてしまった。
特にリンダ・ルイスの声は反則。以前もそんなこと思った覚えがあるので、今度ベストを聴いてみようと思う。
楽曲の元のアルバムは以下の頁でチェックしておこう。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/4793/cafeapresmidi_roux.html#roux

もう昨年になってしまうが、以前まで聴いた分はコチラ。

Palme★★★
Olive★★★
Souris★★★☆
Vigogne★★★★

  • 健’z with Friends』★★★☆

健’z with Friends(紙ジャケット仕様)
始めの2曲の「Surf's up」「Don't talk」の2曲が素晴らしすぎて、アルバム構成的には、少しいただけない。でもさらっと聴けるので、しばらくしたら評価が変わるかも。
それにしても、彼らのインタビューが絶品。

萩原:やっぱね、ポップスは学習ですから、学習しないとね。学習すればしただけ面白くなりますよ、ポップ・ミュージックは。何となく学習しないで楽しめるものがポップ・ミュージックだっていう考え方があると思うんですけど。気楽に楽しむのが良いって言うんだけど、気楽にでも良いから探究心を持っていろいろ調べてくと、更に面白くなってくるんですよ。あ、そうだったんだーっていう発見が、いろいろ出来て来て面白いと思うんで。もちろんその結果が・・・僕みたいになっちゃうんだと、ちょっとそれが万人に勧められることかどうかわからないんですけど。

僕もそうだと思う。別に音楽に限らず学習というのは面白いものだ。
それにしても黒沢健一の声、久しぶりに聴いたけど美声。石田小吉にも昔から興味はあるので、次はMOTORWORKSを聴いてみたい。