Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

特別会計の話。

政治・経済について急ピッチで勉強を続けています。
判官贔屓な自分としてはどうしても民主党を応援している人のブログに目がいくのですが、特別会計の視点から衆院選を眺める「貞子ちゃんの連れ連れ日記」です。「ブラックボックス予算 特別会計で小泉内閣を切ってみる。」あたりを是非ご覧になってください。

以下のような心の叫びが聞こえてきます。

日本の場合はGDPはここ数年おおよそ500兆円前後で推移しています。

一方 すでに見てきたように 特殊会計を含めると 日本の国家公務員の総数は99万人。

日本人1億1,000万人の11人に1人を占めている国家公務員99万人だけで 日本の国全体の消費(=GDP)500兆円のの5割近い250兆円を 人件費を含めた予算として無駄に使い放題しているんですよ!!!おとうさん!!!
地方公務員も含めたら GDPの6割り近くの300兆円を無駄に使い放題しているんですよ!!!
それでも使い足りなくって 『財投債』などと言う訳の解らない名前の国債を考え出して 年間65兆円近い借金を毎年新しくこしらえてくれているんですよ!

同ブログの8/30のエントリ*1で、今週号の週刊ダイヤモンドが薦められていたので買ってみたのですが、改めて、日本の政治が、日本の将来が怖くなりました。
特別会計のうち、労働保険特別会計(旧労働省担当)に的を絞って特集が組まれています。約2000万円を投じながら1万50円でしか売れなかった施設もある(『川越勤労者体育施設』のこと。P31)、というのも凄いですが、特に「怖い」と思ったのは、特殊法人だった頃の日本労働研究機構での、「余った予算を消化するアイディア募集の回覧」!!(P34)実際の回覧が写真で載っているので、是非立ち読みでも良いから見てください。余った予算ていっても「1億2000万円」だし、そもそも特別会計は「借金」なはずだから「余った」なんて表現はおかしいわけです。
なお、同じ号の巻末の方には「なんで今更郵政民営化?」という野口悠紀夫の記事(連載「超整理日記」)があります。財投債の方に目を向けなければ郵政民営化してもなにも変わらないという主旨の内容ですが、とても分かりやすいです。是非ご一読を。