Yondaful Days!

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「論争 はしでカレー 学校給食4割スプーン使わず」(富山新聞)

皆さんは、カレーを何で食べますか?「口で」なんて意地悪なことを言わずに素直に考えてください。僕は当然、スプーンで食べます。

 富山県内の小中学校の給食で、カレーライスを食べるのに、はしを使っている学校が全 体の約4割に上っている。評判が悪かった先割れスプーンから、はしに切り替えた影響と みられるが、家庭などではカレーにはスプーンというのが一般的。”はし派”の小学校長 が「はしでもカレーは食べられる」と強調すれば、保護者からは「はしでカレーは、やっぱり変」との声が上がるなど、ちょっとした”給食論争”になっている。

ということで、カレーライスを「はし」で食べるなどという、全くもって想像のつかないことが論争になっているというお話。記事によれば、富山県内の4割の小中学校が「はし」でカレーを食べているという。(もしくはカレーは給食に出ないのか・・・?)

ある小学校長は「日本人なら、はし。カレーでもスプーンは必要ない」と言い切り、今後もスプーンとの併用はしない考えだ。

男らしい校長先生のお言葉。ラモス「日本人ならお茶漬けだろっ」を思い出した。

 県東部の給食センターも、幼稚園にスプーンを出すことはあるが、小中学校には出していない。「はしの方がスプーンより機能性が高い」とし、はしでカレーを食べさせることにも疑問を感じないという。

確かにはしの方が機能性が高い。いや、そうなんだけど、だったらヨーグルトもはしで食べるわけ?
記事では賛否両論取り上げているし、そもそも論争になっているということは、上の校長先生や給食センターの方のような「はしカレー賛成派」が多数いる、ということ。コストの話(スプーンの購入費)が関わるのならば、少し話は別だが、食文化の話で「はしカレー」が賛否両論になる、というのは、本当に意味が分からない。
もう一度文章を読み直すと、「評判が悪かった先割れスプーン」と書いてある。自分が小中学生の頃は、給食といえば先割れスプーンだった。箸があったかどうかはあまり覚えていないが・・・。

学校給食の「先割れスプーン」、20年で半分以下に減る(朝日新聞
学校給食で使われる「先割れスプーン」の後退が続いている。
文部科学省によると、現在も使っている学校は3割強で、この20年ほどで半分以下に減った。
「使いにくい」「『犬食い』の元になる」といった批判に加え、米飯給食の普及に合わせたはしの利用増が原因とみられる。
(中略)
84年調査では81.0%が使っていたが、いまでは使っている学校も必要なとき以外は使っていないケースが多いとみられる。
http://www.asahi.com/national/update/0701/036.html(リンク切れ)

つまり、犬食いの元凶ということで、使われなくなっていったようだ。
でも、だからと言ってカレーも箸で食べるというのは、やっぱり頭が固いとしか思えない。
どうもよくわからない。富山県民が変なのか、日本全体が変なのか、そこだけでもはっきりさせたいところ。