- 作者: 桜玉吉
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2000/06
- メディア: コミック
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自分にとって桜玉吉は、長いこと『しあわせのかたち』(ファミコン通信の巻末連載漫画)の人だったが、最近は、漫玉日記の影響もあり、大きくイメージは変化した。かなり自由自在なタッチで描ける人という絵柄の印象もあるが、それ以上に、自分の体を使った不幸ネタにする自虐的な漫画家という印象が強い。
今回の『幽玄漫玉日記』は、鬱で休んでいた一年間を振り返るところから始まるが、その後、会社設立、原宿のアンテナショップ(アスキーのもの)への出品など、順風満帆な漫画生活で、雰囲気は明るい。勿論続刊なのだが、ラストで、アンテナショップの閉店が決まるという幕引も漫画っぽくて素晴らしい。
会社設立に向けて勉強するも、電車でGO!に負けて「シャチョーの前にウンテンシュになることにする」と宣言して、勉強から逃げ出すシーンなどが印象に残った。結局会社設立は税理士さんに手取り足取り教えてもらいながら進めることになったので勉強はしなくてもよかったのだが。
なお、漫玉日記は「防衛〜」「幽玄〜」「御緩〜」とあるので、結構長いシリーズだ。
ブックオフさん、今後もよろしく。