Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

府中市郷土の森博物館は良かった

GW前半は、東京にいた。
一日空いた27日は、もともとノープランだったのだが、当日朝になっていろいろと検索した結果、プラネタリウム目当てに、府中市郷土の森博物館に行くことになった。

府中市郷土の森博物館のスケールに驚いた。

現地到着後、次のプラネタリウム上映まで1時間以上あることがわかり、園内を散策したのだが、予想以上に「いい場所」であることが判明。

  • 明治時代から昭和時代初期にかけての復元建造物の数々が、なかなか見ごたえがある。明治天皇の休憩所や宿所として利用されたこともあるという旧田中家住宅と尋常小学校くらいしか見ることができなかったが、これらだけでも入場料金のもとを取れるのではないか?
  • 緑多い中、小川*1が流れる園内中心部。水車小屋も風景にマッチしている。奥に水遊びの池があるようだったので、もう少し暑くなれば、子どもも楽しめるだろう。
  • 茶屋では、ようたが好きなしょうゆだんご(「みたらし」だんごはあまり好きではないので困る)があったので食べる。なぜか飛騨名物とのノボリ。
  • プラネタリウムが併設された博物館は、現在改修中で、ごく一部しか見ることができなかったが、GW後半に大國魂神社で行われる「くらやみ祭」の様子がわかり勉強になった。

結局、1時間では、全然回りきれずにプラネタリウムに向かってしまったわけだが、実際には、メインは園内でもかなりの面積を占める「梅園」のようだから、奥が深い。

府中市、やっぱり金持ってるのかなあ*2、という気持ちとともに、(隣接した調布市民もよく知らなかったくらいだから)もう少し宣伝をうまくやった方がいいのではないか?という気持ちになった。
あ!その良さを府中市民が独占できるように、市外に向けてはあまりPRしない、という戦略か・・・!?

春の大三角形の見つけ方を学習

プラネタリウム鑑賞時は、事前に時間をよく調べてから行った方がよい、と改めて思った。
上映されていたプログラムは3つあったのだが、見ることができたのは、12時半から上映の「ムーミン谷のオーロラ」。夕方は大人向けのプログラムだったので、これはこれでよかったのだが、その前の上映が「宮沢賢治 銀河鉄道の夜」(2006年に全国のプラネタリウムで上映され、好評を博したもの)ということで、これは非常に残念だった。

宮沢賢治 銀河鉄道の夜 [DVD]

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これについては、仙台市の新天文台での上映を待つことにしよう。

さて、プラネタリウム。前半は、解説員の方による、春の星座の見つけ方。それにしても、単なる光の点の集まりから、おおぐま座だの、おとめ座だの、人間の想像力ってすごい。
後半はムーミン。星座との関連は、春を告げるおとめ座の1等星「スピカ」が取り上げられることから。
ようたは、前半部の解説も含め、それなりに興味を持って聞いていたようだが、ムーミンでは、モラン(触れるものを凍りつかせる化け物)登場以降、怖いからといって、あまりスクリーンを見ないようにしていた。(そもそも、全体的に雰囲気が暗い)
自分は、あまりテレビでムーミンを見ていた記憶がないのだが、いろいろと深みのある作品ということで、今更ながら小説版を読んでみたい。
それにしても、ミイは邪悪な顔だ。

*1:ここの小川は、ポンプでくみ上げて循環利用している。そのためか、魚はいないのが残念。

*2:府中市は競馬場を持っているので金持ちだということになっている。実際にどうなのかはよく知らない。