Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

相対性理論と私

1月にあんなことを書いたあと、すぐに、シフォン主義を買った。

シフォン主義

シフォン主義

かなりツボに嵌ったが、流行モノに弱い自分を知っているので、「俺は世間に流されているのかもしれない」と、しばらく放っておいた。
で、しばらく経ってから聴いてみたが。やはり歌詞が面白く、耳に残ってしまう。だが、前述の疑念は、まだ消えなかったため、再び放置。いつの間にか5月に。


浦和に引っ越してからは通勤ルート内に店舗がなく、HMVに縁の無さそうな生活になってきたので、休日に浦和美園イオンモールに行って、HMVのポイントを使い切るために『ハイファイ新書』を買った。店員には、「本日はダブルポイントなので、貯めた方がお得ですがどうですか」と言われていったん躊躇してしまったが、振り切った。

ハイファイ新書

ハイファイ新書

で、今、ハイファイ新書を聴いている。よく聴いている。
『シフォン主義』のときに嫌だったのは、言葉遊びもハスキーボイスもすべて計算ずくという感じがしたところ。気持ちの中にあった「騙される」感は、ここから来ていた。しかし、『ハイファイ新書』を聴いて心が変わった。
「騙されてもいいや」
サウンドはどうあれ、やはり、この歌詞の言葉遊び・フレーズの奇抜さは、他ではなかなか得難い。
「フジカラーで写す」「メガネは顔の一部」などというCMフレーズの大胆な利用、「シミュレーション・心霊現象」「ルネサンスでいちにの算数」「さわやかサンシャイン まじめな会社員」などという、語呂はいいが、普通は並列にしない言葉選び、そして「テレ東」「地獄先生」「「学級崩壊」などインパクトあり過ぎのタイトル。ことごとく普通じゃない。*1
『シフォン主義』が、第一回CDショップ大賞をとったのも、十分納得が行く。

ただ、やっぱり騙されているんじゃね?と思ってしまう自分もいるのだが。

*1:ちなみに、自分が一番好きなのは、22世紀と25世紀をまたにかけたラヴソング「四角革命」。♪きっと あーあー 未来がやばいのー ♪きっと あーあー 宿題出せないー