Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

恐怖の温暖化計画

久しぶりに、さいたま市少年宇宙科学館に行った。
段ボール迷路を含む特別企画が目当てだったが、なかなか子どもたちにも好評だった。



さて、現在のプラネタリウムの子供向けプログラムは「仮面ライダー 恐怖の地球温暖化計画」

地球温暖化計画!それは恐るべきショッカーの陰謀だ。いち早く察知した仮面ライダー1号と2号は、ある孤島が計画のカギを握っていることを知る。島の歴史に秘められたものとは?そして地球温暖化計画の正体とは?ショッカーとの戦いが幕を開ける!

世間的な話題として旬は過ぎたとはいえ、温暖化問題は非常に難しい問題。どう取り扱うのかに興味があった。
プラネタリウムということで、宇宙の話に結びつけなければならない。そこで、厚い二酸化炭素に覆われ、温室効果により表面温度が非常に高い金星と絡めながら話は進む。ショッカーは、森林伐採を進めることで温暖化を進め、地球を金星化しようとする。その拠点としているのが、かつて、森林伐採に代表される資源枯渇によって文明が滅びてしまったイースター島なのだ。
1号、2号とW、その他各地から集結したライダーの活躍によって、地球は守られるが、ショッカーは「たとえ、ショッカーが手を下さなくても、人間どもの手によって地球温暖化計画は進んでいくのだ」と捨て台詞を吐く。だから、これから地球を守っていくのはライダーではなく、人間一人ひとりの日々の心がけなのだ、という非常に真っ当なメッセージを持つ話だった。(ショッカーによる温暖化陰謀論が日本に不平等条約を結ばせるとか、ひねった内容ではなかった・・・)


残念ながらプラネタリウムとはあまり関係が無かったが、プラネタリウムの全面スクリーンと、仮面ライダーWのフィリップ君の脳内図書館の映像(マトリックスで言うと、武器群が真っ白な空間に飛び出してくるシーンに近い)は、非常にマッチしていて良かった。
ただし、そこで検索されるのは「モアイ・・・孤島・・・」というキーワードから「イースター島」という答えを得ようとするもので脱力*1。小学生なら誰でも分かるだろうと思ったが、もしかしたら、親世代が大好きだったピラミッドとかイースター島マヤ文明などのキーワードは、今はあまり知られていないのかもしれない・・・。


よう太、夏ちゃんは、しっかり見てた。
全50分のプログラムの前半25分の星空解説もじっと見ていて、よう太に終わったあと質問すると、木星の大きさは(直径が)地球11個分というようなことも覚えていた。よかった。

*1:実際には、仮面ライダーWは「探偵」なので、本編では、フィリップ君の「検索」は、犯人探しの重要なな武器なのだ!フィリップ君は、美青年で、うちの奥さんは、テレビ放送を見ながら、デビューしたての堂本剛を思い出すと終始絶賛していた。