- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/07/26
- メディア: コミック
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ついにやって来ました、ガラスの仮面47巻!
盛り沢山の内容に、帰りの通勤電車では、卒倒している人を多数見かけました(嘘)
速水さん
だめだ…!!
ああ…!
もう…完敗だ…!!
これ以上自分の心をだませない…!
47巻のタイトル「めぐりあう魂」そのままに、ついに47巻をかけて回り道をしてきた二人(北島マヤと速水真澄)の魂はめぐりあったのです!
ラストシーン直前まであり得ないと思っていた場面が、紅天女の試演を待たずして訪れるとは思いませんでした。しかし、この後は、互いの「待っていて」という言葉に縛られながらも、二人は距離をおかなければならないようになるのでしょう。中でも速水真澄が紫織さんとの関係にどう決着をつけるのかは、俄然、気になるところです。
桜小路君
さて、47巻はこれだけで終わらないジェットコースター展開となりました。
ワンナイトクルーズから戻ってみると、待っていたのは、紫織さん*1と、桜小路君。
永遠の「いいひと」である桜小路君は、今さら、二人の仲に気が付く始末。
なんだ…?どうなっているんだ…!?
ぼくは夢をみているのか…?
うそだろ…!?
こんなことって・・・!!
(ダッ)←駆けだす音
信じられない…!
あのマヤちゃんがなぜ速水さんと…!?
誰か夢だと言ってくれ…!
誰か夢だと…!
(カッカッカッ)←階段を駆け下りる音
このあと、桜小路君を襲う展開は、やり過ぎという感じもしますが、亜弓さんチームに対抗するには、この手しか無かったと思われ、ここら辺のバランスのとり方は絶妙です。
紫織さん
この巻で、紫織さんの悪行(笑)が全て暴かれ、速水真澄が、誤解からマヤを非難するというこれまでのイライラ要素が無くなりました。断然不利になったのは、紫織さん。
ここで、紫織さんが本当に重い病気になって、速水さんを悩ませるというのは、ベタな展開ですが、それをやってしまうと、いくらなんでも傷病者が出過ぎ(笑)なので避けたいところ。紫織さんの次の一手はあるのでしょうか?
亜弓さん
亜弓さんは、ほとんど出番なしでした。47巻のような展開は盛り上がるのですが、ここまでマヤの恋愛が取りざたされてしまうと、「魂のかたわれ」とめぐりあっていない亜弓さんの努力は、読者にとって茶番に見えてきてしまう可能性が大です。
そろそろ、「魂のかたわれ」候補である外国人カメラマンの人との接近が必要です。ただ、並大抵の展開では、マヤ−速水ラインに勝つのは難しいと思われ、こちらでも怪我人を追加補充する必要があるかもしれません(笑)。
*1:今さらながら、この人の名前に「紫」の字が入っていることは、皮肉だ。