Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

リアルコナンへの道(3)〜漫画で日本の歴史を学ぶ!

よう太が、真にリアルコナン*1としてさらなる飛躍を遂げるために、さまざまな課題を乗り越えていくコーナーの第3回目。
いつの間にかもう年末なのですが、12/31にSCRAPのイベント『終わらない合戦からの脱出』に行ってきます。リアルコナンに近付くには、何より実践が大事なのです。
今回のイベントは、「信長の野望」で知られるコーエーと組んでのイベントなので、よう太に日本史を学んでもらういい機会だということで、11月くらいから戦国時代のことを学べる本を図書館で借りたり、ブックオフで買ってきたりしたのでした。


まずはこれです。

豊臣秀吉―安土桃山時代 (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)

豊臣秀吉―安土桃山時代 (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)

ドラえもんが登場するのは導入部だけで、基本的には後述する「小学館版学習まんが少年少女日本の歴史」の別冊「人物日本の歴史」シリーズの再編集版ということになります。追加されているドラえもん部分の絵のクオリティが本編よりは落ちるので、個人的には、ドラえもんが無い方が読みやすいように思いますが、よう太としては、ドラえもんがあることでとっつき易かった様子でした。ブックオフで購入。


次にこれです。

名探偵コナン推理ファイル 日本史の謎 3 (小学館学習まんがシリーズ)

名探偵コナン推理ファイル 日本史の謎 3 (小学館学習まんがシリーズ)

今の子ども用の本のコーナーには、漫画のキャラクターが小学生用の学習内容を解説する本が溢れています。ここ10年くらいのことなのかもしれません。両さんのシリーズなんかもありますが、多いのは、ドラえもんちびまる子ちゃん、そして、この名探偵コナンのシリーズです。
内容自体は、その本によって異なるのですが、コナンシリーズの凄いところは、その学習内容に合わせた事件が起きることです。この本では、川中島の戦いに絡めた殺人事件(未遂)、盗まれたルイス・フロイスの文書を巡る事件、千姫徳川家康に絡めた殺人事件(未遂)の3つの話が入っており、どれも力作です。中でも、ルイス・フロイスの文書(最後に偽物と分かる)の話は、日本を足掛かりに中国を支配しようとしていたスペインの宣教師たちが、思い通りにならない信長暗殺を明智光秀に命じた、というストーリーがベースになっており、なかなか読ませます。しかも「黒の組織」が絡んでいるという、日本史だけでなく名探偵コナン的にもなかなか盛り沢山の内容。
ただ、よう太は、歴史関連のセリフは全部飛ばして、事件と事件の真相部分のみを読んでいた模様。これは新刊を購入。


最後にこれです。

本屋で児童用書籍の棚を眺めていても、日本の歴史を謳って出されるシリーズ漫画は全てイマイチ。やはりこのシリーズの完成度の高さは凄いです。勿論、漫画を担当されているあおむら純さんの力量なのかもしれませんが、文字と絵の分量も非常に読み易く、人物の描き分けや表情、そして、時代考証に基づいた服装に至るまで、全てが他を圧倒していると思います。
今読んでも面白く、ためになります。中学生時代には試験前に該当する部分を繰り返し読んでいたことを思い出します。これは全部売ってしまっていたので図書館で借りましたが、全巻家にあった方がいいかも。
コナンとは異なり、よう太もかなり真剣に読めているようで、織田信長豊臣秀吉徳川家康という基本的な流れはつかんだようです。


さて、リアル脱出ゲームに戻りますが、実際のイベント本番も12/22に既に始まっていますが、今回は、デバッグ公演の感想がゲーム雑誌等のページにアップされているので、リンクをします。(当然ネタバレはありません)

さて、これらのリンクにも書かれているように、そして、これまでのリアル脱出ゲームでもそうだったように、“戦国や野球の知識がなくても楽しめる”というのが基本コンセプトのようですが、おそらく「さらに楽しむ」ために日本史の知識がある方が有利なのではないかと思っています。さて僕らの出陣は12/31の大晦日ですが、晴れて脱出となりますでしょうか?

*1:SCRAPのリアル脱出ゲームで、春によみうりランドで行われる予定のリアル捜査ゲーム第二弾で、リアルコナンとして活躍することを目標としています。