Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

湘南は晴れているか(湘南国際マラソンレビュー)(その2)

あらすじ(昨年までの湘南国際マラソンの成績)

前回書いた(1)は以下。
pocari.hatenablog.com


さて、2022年に書いた(1)から1年間時間が空いてしまったが、あらすじは以下の通り。
湘南国際マラソンは、初参加での2015年のサブ4達成から2018年のサブ3.5達成まで順調に成績を伸ばした後、記録が伸びないままコロナに突入。
奮起して準備万端で臨んだ2022年は、何とかサブ4はできたが、2016-2018の記録に及ばない3時間50分台。
2022年の湘南は「晴れていたか?」と問われれば、曇天でした。

  • 2015年:3時間57分台
  • 2016年:3時間42分台
  • 2017年:3時間39分台
  • 2018年:3時間29分台
  • 2019年:4時間15分台
  • 2020~2021年:コロナで中止
  • 2022年:3時間50分台

2019年以降の全レースに共通する最大の問題点は、25㎞以降で突如現れる後半での大ブレーキ。
この、マラソンイップス」を克服し、かつての栄光は取り戻せるのか?

レーニング(10月)

これまで年間通じて、基本的に土日の2日間のみ(平日の練習はなし)でずっとやって来た。本番前直前以外はあまりペースを気にせず20キロくらい走って電車で帰るパターン(真冬を除く)が多い。
今年5月に自転車を購入してからは、片方を自転車(60~90kmくらい)、片方をラン(20kmくらい)の二刀流となったのが従来との大きな変化。自転車とランでは使う筋肉が異なる気がするが、その分バランスが取れて良いのでは?と思っていた。


そもそも今年は夏を過ぎても暑過ぎて、なかなかマラソン練習という気になれなかったが、大会を意識してのトレーニングは10/7土からスタート。
この日は朝は21キロ走ったが、夕方に「湘南国際マラソン大会公式練習会」なるものに参加。最初30分は原宿のNORTHFACEでウルトラランナーみゃこさん*1による座学、残りは代々木公園で実走。
ここで何かを掴んだということは無いが、同じくらいのレベルの人たちと一緒に練習し、話をしたりすることで気持ち的にスイッチが入ったのが大きい。
実走は4kmを2回だったが、2回目はキロ4分45秒という普段走ることのない速めのペース。ただ、4㎞であればこのペースは余裕だったのが新たな発見だった。


なお、座学の中で、「温冷交代浴」が疲労回復に効果がある、ということを知る。その後、実際にやってみると効果があるような気がして続けている。
あと、他の人たちは、ほとんどの人がラン用の腕時計をしていた。自分は時計を持たずに走るため、ペースキープはアプリ「Runkeeper」が1分毎に教えてくれる時間のみ。
買った方が良さそうな気がするが、結構高いからなあ…。(結局買えなかった)


さて、一週間後の10/14から練習を本格スタート*2
すると、久々の尾根幹コース*325kmをキロ5分15秒ペース、かつ、後半も全くペースが落ちないという好記録だったので大満足。


さらに翌週(10/21)は尾根幹+αコース28kmをキロ5分12秒ペースで好記録が続いたため、自転車との二刀流は間違っていなかった!と自信を深める。なお、翌日に、自転車で大垂水峠リベンジで92kmを無難に走り、自信過剰になっていた。


そして、10/29にステップレース*4として申し込んでいた水戸黄門漫遊マラソンに参加。
後述するが、目標としていたサブ4にも届かず、ボロボロになり、打ちひしがれる。
水戸は「晴れていたか」と問われれば「どしゃ降り」でした。
このままではまずいと、湘南国際マラソンまで自転車は封印することとなった。

レーニング(11月)

心機一転の11月は、土日の片方を長距離じゃないラン、もう片方を20キロ程度走った。
11/3祝は、尾根幹ではないフラットコースでハーフを102分。サブ100を目指していたが、キロ4分52秒なので上出来。でも、(弱点は25㎞以降なので)この距離では自信にならない。
11/4は坂道ダッシュ10本を含む7キロラン。
11/5は、あまり記録を意識せずに、久しぶりのよみうりランド~生田緑地コースをキロ6分ペース。ただ、Twitterを読み直すと、疲れている状態でもサブ4ペース(キロ5分35秒くらい)を確保したかったようでガッカリしている。
11/11は、大体家族で参加している味スタの京王駅伝で、年に一度の6km*5本気走り。
実は、昨年はこのペースが以前と比べて遅かったので気になっていたレース。結果は6kmをキロ4分4秒で、過去の記録に戻って満足。
ちなみにこれまでの記録は以下の通り。(こう見ると、サブ3.5を達成した2018年の好調ぶりがよくわかる)

  • 2017年 キロ4分04秒
  • 2018年 キロ4分00秒
  • 2022年 キロ4分27秒


そして、この翌日(11/12)に、改めて挑戦した尾根幹+α28kmで、キロ4分52秒という、かつてない好タイムを叩き出し、長距離にも自信を持つ。そもそも高低差のある尾根幹コースは距離的には28kmでも、湘南国際マラソンのようなフラットコースで考えると、1割増しの31kmくらいは、このペースで走れることを期待できるだろう。

また、前日の走行距離との関連から、長距離走の前日にダッシュ系を6~7キロというのがベストなのではないか、ということを学んだ。
ところが翌週は、11/19に、短距離に抑えるつもりが17km(1キロダッシュ×5本を含む)を走ってしまい、そのせいなのか翌日の11/20の尾根幹26kmは、後半完全に失速するパターンに陥る。(平均はキロ5分18秒だが、後半は6分近い)


11/23祝は最初から足が重く21km をキロ5分30秒。
このあと振り返って考えると、前日11/22の飲酒が効いている可能性がある。後半失速パターンの11/19も11/17に飲酒している。元々レース直前はお酒を絶つようにしていたが、やはり気を付ける必要がありそうだ。


11/25は1キロダッシュ×3本を含む7km 。
ちなみにアプリRunkeeperで1kmごとに走行距離やペースを言ってもらうようにしているので、1kmダッシュして1km流して、という形で行っている。(本当はインターバルを短くしても良い気がする。)前述の通り、リアルタイムでのペースは確認しておらず、あとから確認すると、結局ダッシュの1kmは、速いところ遅いところを馴らしてキロ4分ぴたりくらいになっている。


11/26は尾根幹26kmをキロ4分58秒。本当は2週間前11/12のような超人的タイムを叩き出して本番1週前練習を終えたかったが、これなら本番も大丈夫なはずと言い聞かせる。

12/2は本番前日のため、1キロダッシュ4本を含む7km。

S4の導入

ちなみに、通常は土日それぞれで常時2足用意しているが、それまでのメインシューズはアシックスのハイパースピード。(サブでホカオネオネのリンコン
多分2018年のサブ3.5はアシックスのスカイセンサーグライド(「翔走」と書いてあるやつ)。
スカイセンサーグライドが廃番になってからずっとハイパースピードを履いていた(何しろ安いので)が、新デザインで好きな黄~橙系が無い。上位のマジックスピードも考えたが、こちらもカラーリングが同じ。
結局好きな「黄色」があるという一点で、初の定価2万円越えシューズ「S4」への変更を決定した。なお、カーボンプレート入りシューズは、フォアフットで走れる上級者でないと意味がないと思っていたが、S4は、もっと雑な走り方でも大丈夫そうだと感じたのも大きい。(その後、川内優輝選手が、奥さんがS4を履いていてオススメしているとTwitterにあり、選択の正しさが証明されたように思った。*6


…のだが、結局「黄」は、どこの店も売り切れで、「ピンク」を購入。

体重

フルマラソン前日の自分のベスト体重は61kgくらいかと思っている。
ところが水戸漫遊マラソンのときは62~63kgで、後半失速は、1~2kgの体重増が影響している可能性があり、10/29→12/3のおよそ1か月で1kgは減量を行うことに決めた。
とは言っても、「なるべく食べないようにする/快便を心掛ける」という程度しか行っていることは無い。お酒は昨年はレース前1か月間は完全断酒。今年は、もう少しルールを緩めた。
結果として前日体重は概ね61kgまで下げることができた。


良し、これなら…!!(つづく)

参考(過去日記)

この記事のタイトルは、深緑野分『ベルリンは晴れているか』からなのですが、そもそも『パリは燃えているか』から取っていますか?最近になってやっと気がついた。
pocari.hatenablog.com
pocari.hatenablog.com
pocari.hatenablog.com

*1:ウルトラランナーみゃこ - YouTube

*2:このタイミングで、カーボンプレート入りのアシックスS4を導入

*3:昨年書いた(1)の方にも詳しく書いているが、2022年から定番化したコースで多摩川~尾根幹~相模原駅橋本駅の約25~26km。+αコースとして相模原駅ではなく隣の矢部駅まで遠回りする約28~29kmのコースを今年導入した。

*4:ステップレースという言葉は競馬用語のようで、通常このように使うのかは不明です。いわゆる「一戦叩いておいて」というレースです。

*5:10kmを3人で走り、我が家は2km+2km+6kmとしているため

*6:https://twitter.com/kawauchi2019/status/1721028518136734032